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過去制作ゲーフラ振り返り&今シーズンゲーフラを作るなら?

前々記事「みんなでユルネバ」の際、ありがたい事にTOKYO MX2チャンネルのFC東京応援番組「F.C.TOKYO COLORS」さんに出演させて頂きました。
収録には各々の場所からZOOMで参加したのですが、その際に背景に貼ったゲーフラ(※)を多くの方に褒めて(いじって?)頂きました。「見たことあります!」という方も結構いらっしゃって嬉しかったです。
※スポーツの観戦時にサポーターやファンが両手で持つ旗のこと

「サイケ梶山(梶山陽平)」

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背景に貼ったゲーフラはこちら。夫からのリクエストでおそらく2005年に作成。「梶山ってなんかサイケだよね」という会話からこのタイポグラフィを採用。左上の「10」は当初「23」で、背番号変更に合わせて描き直しています。
他にも過去に何枚かゲーフラを作成しているのですが、実は、梶山ゲーフラは「選手の顔をモチーフにしている」という私の中ではかなり王道寄りなデザイン。
それでは、他にはどんな物を作ったのか?振り返ってみました。

「加地上がれ!(加地亮)」

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記念すべき初ゲーフラ。2004年ナビスコカップ決勝を機に作成。右サイドを果敢にオーバーラップする様子を道路標識に見立てました(追い越される矢印はナオという事になりますね)。わかりづらいデザインなのに、絶対に名前は入れずに伝わらせてやるという意地を感じます。

「ササ(ササ・サルセード)」

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おそらく2006年作成。2シーズンしか在籍しなかったのに強烈な印象を残したパラグアイ人FW、ササ・サルセードのゲーフラ。見ての通り「笹」。駄洒落です。笹モチーフを家紋風に仕上げました上記の加地ゲーフラと同様に青い布地に白い絵の具で描く手法で、シンプルなアイコン的表現に合います。

「オブリガード(ありがとう)!ジャーン」

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2006年最終節限定ゲーフラ。外国籍選手ながら長年センターバックで貢献してくれたジャーンの戦力外通告が発表され、翌日の最終節アウェイ大分遠征に間に合わせるべく一晩で作成。とにかく時間が無かったので、素材写真セレクトも陰影のつけ方も雑。文字に至っては普通に書いただけ。ミシンがけする余裕はなくガムテか何かで棒にくっつけたと思います。それでもとにかく持参して「ありがとう」を伝えたかった。後日、小平練習場にてご本人にプレゼントしました。

「respect 1(土肥洋一)」

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2007年ホーム最終戦限定ゲーフラ。東京の初タイトルにも貢献し、長年不動の守護神だった土肥ちゃんの戦力外通告が発表され(以下同文)。
図案は別の用途で作成した物を流用(それについてはまたの機会に)。しかしジャーンの時と違い、私は省エネな方法を編み出します。Macで元デザインを作成し、いつもならそれをモノクロプリントして布にアウトラインを転写するところを、普通にカラーでプリントし貼り合わせ、それを「ササゲーフラ」に貼り付ける。
手抜きと言うなかれ、一試合限定の瞬発力勝負のゲーフラの場合、この方法はオススメです。ただし、もちろん雨には弱いです。

「Lovely(城福浩監督)」

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このゲーフラの記憶はかなりあやふや。。元データのみ残っていて、おそらく2009年の最終節かな?上記の土肥ちゃんゲーフラと同じように貼り合わせたのだと思います。当時城福さんは「ラブリーな崩しを…」など独特な表現を使っていて、それをデザインネタにしました。「ラブリーならお花でしょ?」と。

(番外編)「SUCCESS HAS MANY FATHERS」

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2009年ナビスコカップ決勝限定の特大ゲーフラ。元デザインは私よりもずっと上手いデザイナー君が考案、観戦仲間で協力して制作しました。"功績を残した歴代の監督"として、前身の東京ガスを経てJ1に上げた大熊清監督、初のタイトル(2004年ナビスコカップ)をもたらした原博実監督、そしてこの時の城福浩監督を描いています。

作ってる時はこんな感じ↓

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現場ではこんな感じ↓

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(後ろの方達、視界を遮ってしまい申し訳ありませんでした。もうやりません。出来ません。)

こうして振り返ると2004〜2009年に集中して結構作っていました。その後はパッタリ…(てか、そもそも私はバクスタSOCIOなんですけどね!)
それじゃもし11年ぶりに今シーズンのゲーフラを作るとしたら??とふと考えてみました。自分好みでとなると、選手の姿モチーフではなく違った切り口で作りたくなる…そして何と言っても今年は超特殊な状況。
そんな"今"掲げたいゲーフラは…

2020年ゲーフラ「Clap & Wash Your Hands for TOKYO」

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※ゲーフラとしては左、バナーやペーパーアイテムにするなら右で
7/18にはようやく味スタでも5000人限定の客入れが始まります。しかし声援や歌などは禁止。拍手ならOK。。ということで「我々が今チームに出来る事=拍手と感染予防でサポート!」という思いを形にしました。


作っておいてなんですが、実際にゲーフラとして掲げる事はしないと思います。(バクスタゲーフラって勇気いるんですよ。当時は若かったので、、)そして私は諸々の事情を踏まえ、観戦するのはもう少し先にしようと考えています。次に味スタへ行ける時には、運営の皆様への感謝と共に、心にこのゲーフラを掲げようと思います!

graphic designer
kishiko oomi
http://k-oomi.com

追記:結局、10月には上記案とは全然違うこんなゲーフラを作ってしまいました↓↓↓



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