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#みんなでユルネバ 皆様への感謝と、自分のこと。

FC東京のファンサポーター有志により発足された、  #みんなでユルネバ  プロジェクト。コロナ禍によりスタジアムでサポーターソングを歌えない今、各々の場所で歌った動画を集め、一つの映像作品にしようという試みです。
元々は横浜Fマリノスのファンサポーター有志が「【民衆の歌】マリサポから社会を支えるあなたへ #マリサポから4U 」という動画を制作をされていて、「FC東京のユルネバ(※)版も見たい!」と言われた事で始まったそうです。
※「you'll never walk alone」略してユルネバ。リヴァプールFCなど世界中ののサポーターに歌われているサッカーアンセム。

こちらが完成動画。

私はロゴや告知制作物、動画内テキストなどのグライフィックデザイン全般を担当しました。
まずは、参加してくれた皆様、応援してくれた皆様、一緒に頑張ってくれた皆様、こういうの嫌いだろうに黙ってスルーしてくれた皆様、本当にありがとうございました!!!

私は、実を言うと普段ならこういった企画には参加しないタイプです(好意的に外から眺めます)。Twitterタイムラインも「青赤一色!」というわけではないので、この企画も当初は知りませんでした。

でも、5/15(金)。
この日はとても良い天気でした。窓を開け、風が気持ちよく通る部屋で朝から集中して仕事。「よし、これで一山越えた!」と開放感でいっぱいだった、17時くらい。
ちょうど足元の良いところにボールが転がってきました。

「FC東京サポーターのグラフィックデザイナーさんは、いませんか?」
(※Twitterでの isomixさん呼びかけ意約。元ツイート削除済み)

普段の私なら「他に上手い人いっぱいいるし」「目立つのは面倒だし」「自分の仕事もあるし」「こういうの好きじゃない友達から悪く思われるのが怖いし」etc…とスルーしていたでしょう。
でもこの日はたまたま気持ちが大きくなっていたので、気まぐれでボールを蹴り返してしまいました。

とは言え、告知画像2、3枚作って終わりだろうと。そんな呑気な気持ちで招待されたDMグループを覗くと。そこでは既に物凄い熱量&スピードでのやり取りが展開されていました。

「修正デモUP完了!チェックを頼む!」
「サーバーの容量は大丈夫か?!いっそ増設だ!」
「急げ、明日には募集要項をまとめてローンチだ!」

(※うろ覚え&大いに脚色有り)

(こりゃヤベーとこに首突っ込んでしまったぞ…てか映像も音楽もゴリゴリのプロがやってるやん…グラフィック私でいいんかい)と呆然としたのも束の間。私の中でホイッスルが鳴り響き…

「まずは写真素材が必要だ!Twitterで呼びかけよう、人を巻き込む効果もある。援護ツイートを頼む!」
「ユルネバはワールドワイドだ、英訳も併記しよう!見栄えも良くなるぞ」
「ロゴ?確かに必要だ!OK、明日には上げよう」

(※大いに脚色有り)
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「5.15 17:06 oomi、IN」。

ここから先は経過を見守ってくださった皆さんもご存知の通り。向こう一ヶ月、灰になるまで走り続けるお祭りのスタートです。

いろんな物を、作りました。


サマリーシート画像版_3

参加呼びかけのサマリーシート(ビジュアルシート)。

画像2

セブンでプリントして額装してくださった方々。

応募締め切りカウントダウン画像7枚。

「ローソンでシールプリント出来ますよ」と情報を頂き、試してみたら大ヒット。プリント実績を確認できなかったのが惜しい。

Twitterに画像をUPするなら動画と同じく16:9が良いと学び、実は仕事ではそこまで触らないPhotoshopも慌てて復習、募集カウントダウンよりは「それっぽくなった」公開カウントダウン画像5枚。

isomixさんの無茶振りに応えて急遽作成した「#みんなでユルネバ in F.C.TOKYO COLORS(チャンネルMX2の応援番組)」出演告知画像。

スマホ用待ち受け画像2種。

そして最後の「サンクスポスター」。

楽しかった。最初から最後までみっちり、本当に楽しかった。

こんな世の中になっても、私の仕事は元々自宅で一人作業だし、夫も支障なくテレワークしてるし、生活は特に困らず。それは本当にありがたい事なのですが。
それでも4月はケガをしたり、世の中の行く末に不安を感じたり、その中での自分の在り方について考え込んでしまったり、思いがけない悲しいお別れがあったり。しょんぼりメソメソ悶々とした一ヶ月でした

今回の #みんなでユルネバ は、そんな私に降って湧いたご褒美のような機会でした。この企画に全力投球する事で、すっかり鈍くなっていた自分の動きが驚くほど蘇りました

上記制作物をご覧になった同業の皆様、きっと「え、別に大した事無いじゃん…」と思われたとお察しします。
そうなんです、自分を卑下するつもりはありませんが、私は星の数ほどいるデザイナーの一人に過ぎず、何万といるサポーターの中には私より上手い人はいっぱいいるはずなんです。
でも、これはお仕事ではないし、ノリ、勢い、タイミングが命。
今回はたまたま私の前にボールが転がってきたので、僭越ながらプレイさせて頂きました。ご縁に本当に感謝しております大変だった2020年に、一つのポジティブな経験が出来た事は、今後の自分のお守りになると思っています。

最後に。どこの馬の骨かもわからない私をすんなり受け入れてくれた制作メンバーの、みたけさん、isomixさん、ちーかまさん、獣さん。
それぞれのスキル、個性、東京愛、そして皆冷静で大人。月並みな言葉になってしまうのが悔しいのですが、本当に良いチームでした。ありがとうございました

そして、企画に参加してくれた皆様、写真提供をしてくださった皆様、プリントしたりグッズを作ったりして楽しんでくださった皆様、動画を見てくださった皆様、嬉しい言葉をお声がけくださった皆様、本当にありがとうございました

上記の誰とも、まだ会ったことが無いという不思議。

味スタで、皆さんと笑顔でハイタッチ出来る日を、心より楽しみにしております。

graphic designer
kishiko oomi
http://k-oomi.com

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