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婦人的服飾手引

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乙女視点の服飾百科
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2015年3月の記事一覧

四月は色と恋に落ちる

「クローゼットの中が同じような色ばかり」という悩みをよく耳にする。 私はこの色しか着ないわ、という確固たるポリシーがある場合は別として、ついつい代わり映えの無い色ばかりを買ってしまうのが悩みの人にとって、四月は自分にとって新鮮な色を取り入れる絶好の好機だと、私は思う。 街を見渡せば、桜をはじめとした花々が咲き誇り、緑が青々と美しく、煌めく光が眼前に広がる。何か素敵なことが起こりそうな予感に胸踊る今こそ、普段あまり手を伸ばそうと思わないような色もぐっと身近に感じられるだろう

春の支度、ピンク

このところ、気が付けばピンク色にばかり目が行ってしまう。 春を目の前にして買ったのは、桜の花びらのような色の丸襟ブラウス。それから、風に吹かれれば今にも飛んで行きそうなローズピンクのワンピース。猛烈にピンクを愛した二十歳の頃の反動か、ここ数年はピンクに見向きもしなかったのに。 だけど、すっかり御無沙汰していたピンクをコーディネートに加えてみると、まるで眠っていたときめきが目を覚ましたかのような気持ちになった。クローゼットの大半を占めているグレーやネイビーと合わせれば、コー

悩んだなら、紺を

例えば、素敵な殿方と気の利いたお店へ食事に行く日。或いは、常々憧れている女性にアフタヌーンティーでもどう?と誘われた時。もしくは、支度を始める段階から良い夜になると判っているようなパーティー。 「リトルブラックドレスでは一寸無難すぎる?だけど、鮮やかな色味のワンピースもまた少し違う?」 一体何を着ればと良いのかと頭を抱え迷走しそうになった時のために、私は紺色のワンピースを何枚かストックしている。 私が紺色のワンピースを好む理由は、品性と色気のどちらかを諦めなくても良いと