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【こんな映画でした】546.[ニノチカ]

2020年 3月 5日 (木曜) [ニノチカ](1939年 NINOTCHKA アメリカ 110分)

 エルンスト・ルビッチというドイツ人監督。初めて観る。アマゾンプライムで。グレタ・ガルボ主演(ニノチカ役)ということで有名な作品のようだ。正直言って、全体としては私には合わない映画だった。ソ連を皮肉るところなどが、あまり上品(?)ではないからだ。つくづく風刺というのは難しいものだ。

 そのせいかニノチカが簡単に(?)恋に落ちる経緯の描写は、私には物足りない。なるほど最後の方で、モスクワに戻っての生活状況を垣間見ると、パリで恋に落ちるのもむべなるかなと分かるのだが。

 つまり全権大使といった肩書きでパリに乗り込んできたものだから、ガチガチの共産党員だと私が思い込んでいたからだろう。実際はかなり人間的な善良な人柄であったということだ。

 相手役の男性はメルヴィン・ダグラスで撮影当時38歳くらいで、劇中、自分の年齢を35歳だとニノチカに言っている。この俳優は調べてみると、[合衆国最後の日](1977)で観ている。

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