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【こんな映画でした】520.[ブローニュの森の貴婦人たち]

2020年 9月 9日 (水曜) [ブローニュの森の貴婦人たち](1944年 LES DAMES DU BOIS DE BOULOGNE フランス 86分)

 ロベール・ブレッソン監督作品、4本目。邦題は、原題「LES DAMES DU BOIS DE BOULOGNE」のそのままの訳のようだ。ただ具体的に「貴婦人」は、ここでどんな人を指すのか、私にはスッとは分からない。皮肉を込めているのかもしれない。

 主役というか狂言回しはエレーヌ(マリア・カザレス)。撮影当時21歳とは思えない成熟した感がある。[天井桟敷の人々]で観ている。相手役の男優はポール・ベルナール。微妙な役柄である。同性としては、ちょっと嫌なタイプ。「キャバレーの踊り子」だったアニエスは、エリナ・ラブルデットで撮影当時25歳くらい。変わった顔立ちの女優。

 ラストシーンでアニエスは、「正直な娘だって、不誠実な女性になる。逆もあり得るでしょう?」と。

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