【こんな映画でした】748．［白夜］

2020年 8月28日 (金曜)　［白夜］（1957年　LE NOTTI BIANCHE　WHITE NIGHTS　イタリア　102分）

　ルキノ・ヴィスコンティ監督作品。ドストエフスキーの原作は読んでないので、こんなストーリーだったのか、と。男性としては複雑なところだ。一方（ジャン・マレー、撮影当時43歳）は、ずっと待ち続けていてくれてよかったということだが、もう一方の男性（マルチェロ・マストロヤンニ、撮影当時22歳）としては辛いところだ。一人の女性をめぐって。

　女性（マリア・シェル、撮影当時31歳）の気持ちというのは、そういうものなのか、といったところ。いろんな監督により何度も作られているところをみると、相当に魅力的なテーマなのだろう。

　解説によるとマストロヤンニ（マリオ）の役どころは25歳の会社員とのこと。ナタリアの年齢には触れてなかった。
　しかし絶頂期というか、恋の成就の次の瞬間に奈落が待っているとは、何とも残酷なストーリーである。しかしマリオはそれを甘受していくのだから、大したものだ。わずか４日間でも幸せだった、と。