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【こんな映画でした】294.[砂丘]

2021年 4月 9日 (金曜) [砂丘](1970年 ZABRISKIE POINT アメリカ 114分)

 ミケランジェロ・アントニオーニ監督作品。[欲望]に続いて二作目となる。この監督の映画の特色を表す言葉は「不条理」ということのようだ。前作でも今作でもその言葉が使われている。

 特に今作は、なるほど不条理を絵に描いたような、とでも言えるか。一度サッと観ただけでは何とも分からないが、また時間が経てば、と。なおラストは男性は自滅し、女性は生き延びていく。これは象徴的かもしれない。

 また途中、セックスシーンが延々と続くのだが、これはちょっと飽きた。幻想・妄想なのだろうが。そこまで映し出さないと監督の意図は私たちに伝わらないと考えたのだろうか。

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