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[思考記事]「底辺職業ランキング」炎上で考え思うこと

「底辺職業ランキング」が炎上しています。
肉体労働、誰でもできる、同じことの繰り返し、結婚のときに苦労すると言った理由で、下記の職業を底辺と称して、リストにしているのが問題になりました。
①土木・建設作業員
②警備スタッフ
③工場作業員
④倉庫作業員
⑤コンビニ店員
⑥清掃スタッフ
⑦トラック運転手
⑧ゴミ収集スタッフ
⑨飲食店スタッフ
⑩介護士
⑪保育士
⑫コールセンタースタッフ

この中で私がやったことのある仕事が、
倉庫作業員、コンビニ店員、コールセンタースタッフ。
身近に該当する仕事している人がいるのが、
警備スタッフ、工場作業員、倉庫作業員、コンビニ店員、清掃スタッフ、トラック運転手
ゴミ収集スタッフ、飲食店スタッフ、保育士、コールセンタースタッフ。

これを踏まえた上で考え思うことを書いていこうと思います。

これらの仕事が底辺である事は事実だと思います。
低賃金、やりがい搾取と言う言葉が良く似合う仕事の代表と言っても過言ではなく、特に配送業界、保育士は責任の大きさと収入が全く比例していません。
収入が低ければ、結婚を隔てる壁になる可能性もあるでしょう。
警備スタッフ、工場作業員、倉庫作業員、清掃スタッフ、トラック運転手、ゴミ収集スタッフは屋外、過酷な環境(狭い場所、冷凍冷蔵庫内等)での作業も多く、全体的に肉体を酷使するのも確かで仕事中の怪我、体調不良もよく聞きますが、それでも仕事を継続しなければならなかったり休めない等の話は日常茶飯事です。

倉庫作業員をしていたときに
「客に無茶を言われた飲食店スタッフが、物流会社に無茶を言い、物流会社は倉庫作業員、トラック運転手に無茶を言う、そしてその人達が客となっている」こんな冗談があるほどですから、底辺職業内で負の連鎖が起きているように思えます。

人がやりたくない仕事をしているのに、底辺であるのはなぜなのか?
件のサイトには「底辺職と呼ばれている仕事は、社会を下から支えている仕事」「社会にとって必要な仕事」との記載もあったようで、批判の中に「社会のバランスを崩しかねない」と書かれていました。
結局の所「私達はやりたくないけど、いないと困るから、底辺をバカにする人は叩いて、底辺の仕事をしている人達を応援し、賃金も労働環境も変わらずに、そのまま仕事をしていてほしい」そんな気持ちがある気がするのは、私の考えすぎでしょうか?

底辺職業をバカにするなで炎上するのではなくて、これを機に社会全体が考えて、これらの職業を底辺から脱却させるためのチャンスなのではないのか?
そんな気持ちがあるのは私だけでしょうか?

余談ですが、土木・建設作業員が建設した建物で警備スタッフ、飲食店スタッフ、コンビニ店員が働き、そこに工場作業員、倉庫作業員が働いている所から荷物を集荷したトラック運転手が荷物を運ぶ、各施設には清掃スタッフがいて集められたゴミをゴミ収集スタッフが回収する。
書いてる間にこんなことが思いつき、ブラックジョークみたいで思わず笑ってしまいました。

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