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週刊!転地療養ノススメ:赤穂編

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色々あった「ホーム」レス作業療法士のただのたわごとのような私小説です.生きていることにどんずまりな人にちょっとでも役に立てれば幸いです.もちろん全てがフィクションです。転地療養、…
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#アルバイト

僕たちはアルバイト

僕たちはアルバイト

そんな歌詞を高らかに歌い上げる曲があった。今日はアルバイトの話をしよう。
そう、私は38歳で無職になっていた。転地療養中の妻は、職場の事務仕事をリモートワークでこなしていたが、そこまでまとまった収入になるわけではない。
失業保険が入るにしてもハローワークに通いだし数ヶ月後のことである。貯金を切り崩して生活せざるをえないことは覚悟していたこととはいえ、目に見えて数字が減っていくことは私にとっても妻に

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