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初秋の草花
台風が暖まりすぎた空気を徐々に吹き飛ばし、ようやく少し暑さからから開放されるようになってきた。
特に今年はあの逃げられない暑さを体験したからこそ、今が涼しいと思うだけなのかもしれないが、やっと休日にエアコンの部屋から出て活動する意欲も湧いてきて、初秋のありがたさを感じている。
さて、外の草花といえば、夏の名残の中に少しづつ秋の草花が混じり始めている。
9月はいい。
秋らしいコスモスや紅葉に行く前の、夏から秋へと向かう、少し寂しいこの感じの季節が私は好きだ。
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花の仕事やお稽古では、初秋をしみじみ感じる今日この頃。
今回のお稽古は秋の草花満載。
女郎花、藤袴、鷹の羽ススキ、萩、檜扇、セダム。
帰宅後、庭の草花(水引草、犬蓼、狗尾草)も添え、木通の籠にいけてみたら、もはや家庭用でないサイズになってしまった。
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備前器には、女郎花を詰め込んだ。
女郎花は、花がボロボロ落ちるし、始末に追えないものだが、こうして『塊』で飾ることで『初秋の黄色』を感じることができる。
面白いことに太陽光の下ではより鮮やかで、しつこくない黄色である。
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蔓性の草花もチラホラ。
匂いが臭かったり、毒を持っていたりとどちらも『曲者』。
その上可哀想な名前までつけられているのだが、その姿はとても可憐。
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そして、草刈りをした後には、あっという間にニョキッと彼岸花の花芽が。
あと2週間でお彼岸か。
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いよいよ明日からまた伊豆の別荘手入れが始まる。
かれこれ一年が経過したが、そのほとんどがゴミ出しや片付け、庭の整備でようやくマイナスが0に近づいたという程度。
暑すぎたり、体調を崩したり、様々諸事情ありと7、8月は草刈り2回だけ。
さあ涼しくなって、仕切り直し。
庭に植える植物の選定もあれこれ楽しみになってきた。
本当に待ちに待った9月の到来だ。
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