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秋冬のコンテナガーデン

今日は、バルコニーガーデンの話をしようと思う。
花の仕事柄、これまでバルコニーでは色々な植物を育ててきた。
ホームセンターや花屋さんで一目惚れして自宅にどうしても連れて帰りたくなった植物。花が終わってしまった宿根草などが翌年育つかどうかの実験や、その時々の流行りの草花など。
また転居と共に、バルコニーの環境が変化するので、その場所に合った植物を試しながら育てている。

今年の秋冬のコンテナガーデン

現在のバルコニーは東向きで、夏の朝はとんでもなく暑くなり、オーニングで遮光する。日当たりがいいような悪いような。海も近いので、台風の風向きによっては、台風一過、葉っぱが塩漬け。
また、冬は半日でも陽が当たる部分がわずかとなり、さらにフェンスが北東にむけて開いており、冬の北風が厳しい。
というわけで、気候に合わせてバルコニー内の移動がしやすい、あまり大きく育たない鉢植えとなる。

こういった条件のもと選んだ植物は、春から初夏はクレマチス、夏は時計草。『蔓植物』には目がないから。
また、クレマチスは冬は剪定して上物がなくなる。時計草も葉を落とすので、冬はあまり気にしなくて良いからだ。
そして花が無くなるこれまでの冬は、クルスマスローズやビオラなどを楽しんできた。しかし、クリスマスローズは年と共にコンテナだと窮屈で可哀想になるので、昨年しかるべき場所に地植えした。
ビオラも可愛いけど、春先にビッシリとアブラムシがついてそれを処分するのが毎年どうも気が引ける。

そして今年は、秋から少しづつリニューアルをした。
なるべくゆっくり育つ多肉植物のエケベリアや半日陰でも育つヒューケラなどのグリーン中心のコンテナガーデン。
シルバー系のグリーンとブラックのカラーリング。

スノードロップとクッションブッシュ

クッションブッシュは毎日眺めているとモフモフと可愛いものだ。
気がつけば、放っておいたスノードロップが芽を出していた。
季節感のない多肉植物の中に、少しだけ春の予感。

セダム

蚤の市で500円で購入した、錆びて穴のあいた『ちろり』のような器には、セダム。
古いものと植物はとても合うと思う。

寄せ植えは、各植物の育つスピードが違ってくるので、後々バランスを崩し、植え替えも面倒なので久しくやってなかったが、今年はやってみた。
リシマキア、グレゴマ、ヒューケラ、アリッサム。
アリッサムは『スーパーアリッサム』という品種だそうで、ラベルにはモリモリに育った写真。楽しみですね。
鉢カバーは、何に使われたのかわからないアンティークのタライのような入れ物。

グリーン中心の寄せ植え

お陰様で、だいぶ整ってきたので、リビングから珈琲を飲みながら眺めるのが楽しくなってきた。
しかしそれは、『これ以上増やさない』という我慢との戦いの始まりでもある。

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