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コンテナガーデンの愉しみ

現在、仕事先と居住地のボランティア、そして西伊豆の別荘と自分の庭ではない場所を三カ所も世話している。
唯一プライベートで管理している『第四の庭』が、自宅バルコニーのコンテナガーデン。
先日の草花展へ展示し、帰ってきた植物が置く場所も無くなってしまうほど、4月中旬から蔓植物が一気にボリュームを増した。
そして季節も春から夏へ、ここ数日は夏の日差しも降り注ぎ、陽の当たる場所を考えながら、サングラスに帽子でせっせと模様替えをしている。

クレマチスが今や見頃

バルコニーガーデンは色々と制約がある。
まず、台風や大規模修繕に備え、鉢やプランターを動かしやすくしておかないといけない。
ここへ越した当時は、大きめの陶器の鉢も使っていたが、土を運び上げるのも、動かすのも年々大変になり、途中からほぼプラスチック鉢に替えた。
プラスチック鉢は、どうしてもデザインが今一つ。
できるだけシンプルな形のものやスリット鉢を選び、色も統一させ、ブリキのバケツや鉢カバーなどをつけている。

多肉植物『子持ち蓮華』とアンティークの鉢カバー

次に、植物。
植物には人それぞれ好みがあり、一概に何がお勧めとも言えないが、好きな植物でも環境が悪いと育たない。
バルコニーは、その『向き』と『季節の変化』で、風通しや陽の当たり方が大きく異なるからだ。
植物には『足』がないので色々と手伝ってあげないといけない。

ここの場合は、北東向きに開いており、冬は北風が吹き込む。そして夏の朝はガンガンに陽が当たり、照り返しで床面の温度が上がる。それに関しては、オーニングを出したり、受け皿を一枚噛ませることで解決している。
さらに海に近いので、台風時には潮が葉っぱにかかり、葉先から枯れてしまう。暴風雨になる前に雨風が当たらないところへ避難させる。

という、条件のもと、色々試して約20年。
個人的に『蔓植物』が好きで、クレマチスと時計草中心の植物に落ち着いた。
クレマチスは冬に葉が無くなり、剪定して小さくするので北風もへっちゃら。時計草は、湘南地区は冬でも温暖なので数日の雪でも耐えているよう。
あとは間にカラーリーフ類。
花物は、花が無くなると寂しいけど、ヒューケラなどのカラーリーフは葉っぱだけでも彩りになる。

カラーリーフのリース

そして、現在とても眺めが良いので、昨日から花台をベンチにした。
至福のプライベートガーデン。

賑やかになってきたバルコニー

午後には、全く陽が当たらなくなるけど風も気持ちいし、返って暑くないので外で珈琲タイム。今ならまだ蚊もいない。
さてさて、次の庭のことを考える時間。
庭でほっと愉しむ時間は、世話をしている時間よりずっと短いものだ。

バルコニーで珈琲

クレマチスを摘んでバケツにいける。
室内で色々な花器を試したけど、結局のところ庭に近いこの飾り方が一番しっくりきた。雨の日は、リビングから眺める。

クレマチスをいける



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