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時間旅行

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アンティーク、珈琲、レトロな喫茶店、クラシック建築など。心地よい時間の過ごし方、古くて美しきものへの時間旅行
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#古民家

短い夏の時間旅行 NIKKO KANAYA HOTEL

暑中お見舞い申し上げます。 さて、今年も日光金谷ホテルにてランチをいただいてきました。 昨年の記事はこちら。 前回は、車移動でしたが、今回は電車利用です。 しかも、神奈川西部より日光日帰り。 一体、なんの電車に乗ればいいのやらと調べたら、東武特急、JR新幹線、JR特急と3つの方法があります。余計に迷ってしまいました。 そして今回は時間の制約があり、東武特急を選択しました。料金も一番安かったと思います。 東武特急乗り換えの北千住駅へ行くために、上野から途中初めての常磐線に乗

鎌倉古民家店めぐり 由比ヶ浜から長谷

今年になって観光客の増えすぎた鎌倉にすっかり足が遠退いていたが、そろそろ美味しいお蕎麦が食べたくなってきたので、先日友人と出掛けた。 藤沢方面からは平日でも海辺は混雑するので、鎌倉山越えが快適。 いつもの通り市役所の横に出て、予定していたコインパーキングの前まで行ったところで、ああ。。 駐車場だったところにマンションが建設され始めていた。 鎌倉は、公共交通機関を推奨しており、大きいパーキングが少ない。 宅地転用の数台止められる小さなパーキングが点在。 その後あちこち見てみ

『泣き面に蜂』 / 『梅の収穫』

ジメジメした梅雨の1週間が続き、流石に我慢も限界。 首から肩の調子が悪すぎて1ヶ月ほど抜けなかったので、整形外科を受診。 先生に、『重たい荷物や使い過ぎにはくれぐれも注意しない。』と。 更に、『歳をとって、これから少子化であなたの面倒を見てくれる人はいないんだから、これ以上悪くならないように姿勢を良くしなさい』とお叱りまで。 元々、フローリストの仕事で重い植木鉢や花バケツを運んだり、花束を長時間連続で作り続けたり、と腕や肩を酷使した積み重ねが原因。 また思えば、『気持ちだけ

初夏の古民家を訪ねて

ようやくGWが去ってくれた。 この1ヶ月、グループ展への参加や仕事、別荘の改装などが折々にスケジュールに組み込まれ、休んだ気がしなかった。 楽しい日もあったけど、五十肩もずっと痛んでいたし、翌日があるから思いっきり動けずセーブ運転。 また、アルバイトへ行っている先は景勝地であるため、普段にも増してどっと観光客が押し寄せ、普段は起きないような様々な不具合等々。接客業は目で笑いながら、怒っていた。 というわけで、久しぶりに開いたnote。 まずは、現在西伊豆の別荘改装を手伝って

5月の古民家だより

毎月一度、友人の移住先の古民家を訪ねている。 庭や畑の手伝い、お昼は炭をおこして庭で食事。 私は、午後の珈琲。 今月の豆は、鎌倉のディモンシュさんのホンジュラスを選んだ。 硬い豆で一気に挽けず、5名分のハンドミルは休み休みの作業となった。 そして、最初の一口。 今までに味わったことのない、なんとも言えない独特な香りと味が一気に口の中に広がった。 友人は、一昨年より二拠点生活から定住になった。 庭や家がだいぶ整い、最近行く度に少しづつ目に見えて変わっている。 元々、あった納

1月の古民家だより 冬イチゴ

『ほら、冬イチゴ。』 暮の戸外での昼食準備中、古民家に住む友人が、庭から摘んできた野苺を片手に、『焚き火も用意できたから』と台所に戻ってきた。 小さな実を枝からそっと外し、冷蔵庫からバター、フライパンをガスにかけ、手際良くあっという間に『甘酸っぱい苺ソース』の完成。 『炭火焼の鴨に合うんじゃないかな。』 その苺は、外のテーブル脇の石垣に生えていた。 それは、ひっそりと葉っぱの下に隠れながら蔓の先に小さな実をたわわにつけていた。 陽にかざすと透き通るような美しい赤。 『器に