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SDGsはじめました
SDGs、持続可能な社会に向けた、だれもが知るあれである。
最近、我が家でもSDGsを始めた。
最初に取り組んだのはゴミを減らすこと。
元々ゴミは少ない方だったけど、リユース、リデュース、リサイクルにしたがって分別してみると、思ったよりも可燃ゴミは少ない。
まずは紙類を仕分けた。紙はほとんど資源になる。チラシや書類はもちろん、牛乳パック、ヨーグルトのパック(一部)、ちょっとした包装紙など、集めてみるとかなりの量を可燃ゴミにしてしまっていたことに気づいた。
中でも牛乳パックはスーパーで回収している。私は買い物ついでに生協のリサイクルコーナーに牛乳パックを入れることにした。
最近気づいたけど、卵のパックやペットボトルのフタ、お惣菜のトレイなども回収していた。私の意識が変わるずっと前から、社会は変わっていたんだなあと思う。
ちなみに布も資源になる。使い古したタオルやTシャツは雑巾にリメイクしているけど、どうしても捨てるしかないものも時々ある。そういう布たちは、自治体が設置している布資源回収ボックスがあると知った。わりとどこに住んでいても近くにあるもので、これもまたずっと前から準備してくれていたんだなあと思った。
一部の企業は、自主的に布製品を回収している。例えばUNIQLOとGU。自社製品なら、店頭のボックスに入れればリサイクルされる。
無印良品なら、プラスチック製品など、さまざまなものが回収対象だ。
ただ、実はリサイクルって結構コストがかかるらしい。一番良いのは、リユース。そのまま誰かに譲ることだ。
例えば、メルカリやジモティーなどのフリマアプリに出してもいいし、古着屋さんやリサイクルショップに持ち込むのもいい。友達や家族にあげてもいい。要は、必要としている誰かにそのまま使ってもらうことが大事なのだ。
イギリス留学とゴミ問題
私がSDGsを始めたきっかけは、イギリス留学にある。
私が留学したイギリスは、環境意識がとても高く、ほとんどの製品にリサイクル表示がついていて、至る所にあるリサイクルボックスに入れれば、回収業者さんが再利用してくれるシステムになっている。
また、ブリティッシュ・ハート・ファウンデーションという団体は、さまざまなところに赤い寄附ボックスを設置していて、そこに不用品を入れると貧しい人々に寄付してくれるのだ。洋服、調理器具、本など、寄付対象の品物はたくさんある。
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イギリスの環境意識が高いのには、実は日本とのゴミ処理方法の違いも関係していると思う。
日本の場合、多くのゴミは処理場で焼却される。しかしイギリスでは、多くの場合、埋め立て処理がされるらしい。埋め立て方がプラスチックが残りやすいし、生ごみはメタンガスが出やすいのだとか。ヨーロッパはわりと埋め立ての傾向にあるらしい。だからこそ、ゴミを減らすことへの意識が高まるのだろう。
そんな感じで、イギリスで暮らしていると、商品を買うときも、手放すときも、必然的に環境やリサイクルのことを考えるようになる。
ただ私が考えさせられたのはそこではなかった。私がショックを受けたのは、寮の退居のときだ。
当然、寮では不用品を捨てずに寄付しましょうと言われていたので、私も使えるものは寄付しようと思っていた。
留学生の多くは、半年や1年の滞在で、ほとんどが飛行機でやってくるから、最低限必要なものは現地で揃えて、現地で手放すことが一般的。私も同じく、必要なものだけ買って、帰るときに寄付する予定だった。
しかし、私の寮は毎学期1000人単位で移動があるところで、設置された寄付ボックスではとてもじゃないけど足りなかった。
赤いボックスは退寮シーズン開始半日で満杯になり、周りに不用品が溢れた。中庭にはトラックよりも大きな可燃ゴミ用のコンテナが置かれ、それすらも2,3日でいっぱいになった。
私はフライトの関係で早めに帰国する予定だったけど、それでも寄付ボックスには入れられなかった。私よりも早く退寮したシェアメイトは、寄付したいものを部屋に置いていったようだったけど、清掃スタッフに可燃ゴミにされてしまった。
そうこうしているうちに帰国の日になり、何が何でも退寮するしかなかった私は、逃げるようにして巨大コンテナに不用品を入れ、日本に帰ったのだった。
私は学びのためにイギリスに行ったけど、こうして現地の環境に負荷をかけて、自分は母国に帰るのか。
あんなにも環境意識の高い国でさえ、どうしようもなく大量のゴミを出さざるを得ない局面があるのか。
帰国してからもその思いが消えることはなく、すぐにSDGsについて調べ始めたのだった。
エコロジーのecoは、元々「経済的」という意味だ。実は、環境にやさしいことをすれば、多くの場合でおさいふにもやさしい。
物を長く使えば、余計に買わなくて済むし、繰り返し使える物を選べば、ゴミも出費も減る。やってみて気づいたのは、エコは地球にも人にもやさしいということだった。
とはいえ、続かなくては意味がない。私は自分にできる範囲で、これからSDGsを続けていきたいと思う。
すこしでも、持続可能な生活をめざして。
#SDGs #新生活を楽しく
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