見出し画像

ライフワーク仕上げたら気が抜けたなあ

最近、クリーマに出品している中皿。

たたら作りで二センチ幅ほどのリムつき。リム含めると十九センチ角くらい。高さは二センチ。裏はつけ高台。釉薬はトルコ青マット。たたらは六ミリで大きさもあるので、決して軽くはない。存在感あり。

最近は私的に「真っ当な」価格をつけてる。
ずっと展示されてるのが嫌いなので値下げしがちなのだけど、皿として使えるだけのものが欲しいなら、100均かニトリに行けよと思うし。辛口(笑)

何でもそうだけど、消費者は「人件費」を値段に入れない。スキルを手に入れるまでの年月。そこまでにかかった時間と予算と労力。ハンドメイド界隈でも、絵師さんのあいだでも、相変わらずいざこざが絶えない。

山田五郎 オトナの教養講座」ってチャンネルをYouTubeで見てる。現在公開分は繰り返し見てる。けっこー多いで。

絵画の「謎」に迫る番組という体なのだけど、第一回はモナリザだった。レオナルドダヴィンチの「モナリザ」ね。あの感情の読み取れない、ちょっと怖い感じの雰囲気。なんでだろうということで。
先に結論を言えば「誰でもないレオナルドの理想の女性だから」スフマートという油絵具を薄く薄く塗り重ねる技法で描いたから。それも重ねた回数が半端なく多いから」

いやあ。絵のなかの人物って実物より盛って描くし、宗教画や神話を題材にしてると余計にこの世にはいないだろって顔をしてる。あんな人達に夜道で会ったら、叫んで逃げるわ。怖いよ。モナリザに夜道で会ったりしたら(笑)

このチャンネルの面白いところは、絵画の解説だけじゃなくて、画家の人生の裏話が知れるところ。ピカソは恋人が変わるたびに絵柄が変わるし、ユトリロは毒親のネグレクトに一生を支配されて、「貨幣製造機」と呼ばれながら監禁されて絵を描き続けたとか。

ま。美術館にもおちおち行けないご時世なので、美術好きな方は見て下され。で。美術品の「値段」ってなんだ? ってことを、少し考えてくれるといいな。
んじゃまたーー!