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宮沢賢治とオノマトペ

今回はわたしの好きな宮沢賢治。
独特で景色が目に浮かぶようなオノマトペの使い方が特に好きです。
まずはAIに質問してみるね。

宮沢賢治が書いたオノマトペを教えて。

宮沢賢治はオノマトペを非常に独創的に使い、彼の作品に独特の響きとリズムを与えています。彼のオノマトペは、日常的なものから地元岩手弁やエスペラント語に影響を受けた創造的なものまで、幅広いものがあります。以下に賢治の作品からいくつかのオノマトペの例を挙げます。

  • 「どっどど どどうど どどうど どどう」: 「風の又三郎」の冒頭で使われ、荒れ狂う風を表現しています。このオノマトペは、力強い風の動きと音を感じさせます。

  • 「かぷかぷ」: 短編「やまなし」に登場し、不思議な笑い声を表しています。この言葉は、読者に幻想的な場面を想像させます。

  • 「ギギンザン、リン、ギギン」: 「十力の金剛石」で宝石でできた草花が身を起こす音を表現しています。このオノマトペは、宝石の植物が動く様子をリアルに伝えます。

  • 「ぐるくるぐるくる」: 「鹿踊りのはじまり」に見られ、鹿が踊る様子を表しています。このオノマトペは、鹿の足取りの軽やかさを伝えます。

  • 「キーイキーイ」: 「カイロ団長」において、あまがえるのいびきを表すオノマトペとして使用されています。この表現は、かえるたちの音を想像させます。


「オツベルと象」でのオノマトペを教えて。

『オツベルと象』では、宮沢賢治は独特なオノマトペを使用して、物語のシーンや登場人物の感情を表現しています。
作品中で象が工場で働く様子を描写する際に「のんのんのんのんのんのん」というオノマトペが使われています。
このオノマトペは、象が稲扱い機械を使っている様子を表すために用いられ、そのリズミカルで一定のリズムを持つ音は、機械的で単調な作業の雰囲気を伝えます。

また、賢治は他にも「グララアガア、グララアガア」というオノマトペを使用しており、これはオツベルが象をひどい目に遭わせた結果、象たちによって倒されるシーンを描写する際に使われています。
このオノマトペは、象たちの力強い行動と、オツベルの工場で起こる大きな変化を感じさせる効果的な表現です。


宮沢賢治の詩のオノマトペを教えて。

賢治はオノマトペを用いて、自然の音や動き、感情などを表現し、読者に生き生きとしたイメージを伝えることに長けていました。以下は、彼の詩に見られるオノマトペの例です。

  • 「うるうる」: 涙や水の滴る様子を表すオノマトペです。

  • 「かぷかぷ」: 水の中での不思議な笑い声や泡が立つ様子を表すオノマトペです。

  • 「キインキイン」: 鋭い金属音や冷たい風の音を表すオノマトペです。

  • 「ぐんにゃり」: だるさや力の抜ける様子を表すオノマトペです。

  • 「コチコチ」: 固いものがぶつかる音や寒さで体が固まる様子を表すオノマトペです。

  • 「ごとんごとん」: 重いものが動く音や心臓の鼓動を表すオノマトペです。

  • 「すぱすぱ」: 切れ味の良い動作や水を切る音を表すオノマトペです。

  • 「どほん」: 大きなものが落ちる音や心臓の大きな鼓動を表すオノマトペです。

  • 「にがにがにがにが」: 苦い味を表すオノマトペで、繰り返し使われることでその感覚を強調しています。

これらのオノマトペは、賢治の詩における言葉の魔法の一例であり、読者に対して視覚的なイメージだけでなく、感触や音の印象も伝えることで、詩の情景をよりリアルに感じさせる効果を持っています。
賢治の詩におけるオノマトペの使用は、彼の独特な言語感覚と創造性の表れであり、読者を彼の描く情感豊かな世界へと誘います。


日本語にオノマトペが多いのはなぜですか。

日本語にオノマトペが多い理由は、日本語が動詞の種類が比較的少ない言語であるため、動詞だけでは表現しきれない細かなニュアンスをオノマトペで補っていると考えられています。
また、日本人は情感の深さを愛する文化があり、それがオノマトペを豊かにしているとも言われています。日本語のオノマトペは約5,000種類存在し、これは欧米語や中国語の3~5倍に達するとも言われています。


***そういえば、日本耳っての聞いたことあるな。なんていうか、虫の音が声に聞こえるってやつ。虫かごで虫を飼って楽しんだりするものね。この虫の声が聞こえたら「ああ、夏がきたなあ」と、しみじみしたり。
わたしは、ヒグラシの声が好き。カナカナカナカナって夕方に鳴きだすと、ああ夏が来たなって思ったりする。なんか懐かしい感じだしね。

***虫の声の童謡もあったなあ。
チンチロチンチロチンチロリン
リンリンリンリンリーンリン
***虫だけじゃなく、鳥の声も好き。
テッペンカケタカ テッペンカケタカ
ホーホケキョ ケキョケキョケキョケキョ
フーフーホー フーフーホー って鳴くのは山鳩だったかな?


日本では、虫の声を聞くことは伝統的な夏の風物詩とされています。特にセミやコオロギ、キリギリスなどの昆虫は、同種個体間でのコミュニケーションのために特有の音を発します。
これらの音は、人間の可聴域内である20 - 20000Hzの周波数帯域にあり、種類によって鳴き声に特徴があります。例えば、カンタンは約2,000Hz、スズムシは4,500Hz、他のコオロギ類は4,000 - 5,000Hz、キリギリスは9,500Hz、クサキリやクビキリギスなどは10,000Hz以上の周波数で鳴きます。

日本の文化では、虫の声を季節や情緒を感じ、鑑賞する要素として重視しています。例えば、セミの声は夏の季節を象徴し、多くの日本人にとってセミの最初の鳴き声が聞こえるまで、夏は正式に始まっていないと感じられます。また、ツクツクボウシの鳴き声は夏の終わりを示すと言われています。

興味深いことに、虫の鳴き声を「声」として認識できるのは、世界中で日本人とポリネシア人だけという研究があります。日本人は虫の音を言語脳で処理し、「虫の声」として聞いているとされています。これは、日本の文化が子どものころから虫の音に聴き入る習慣を育んできたためかもしれません。


***さすがに宮沢賢治のオノマトペみたいな、情景がすぐに目に浮かぶものは創作できないなあ。わたしはオツベルと象の「のんのんのんのんのんのん」「グララアガア、グララアガア」って表現が特に好き。

***賢治のオノマトペには一般化した例もあって、「ギリギリ」や「ザワザワ」は、それに当てはまるらしい。すごいね。創作した言葉が一般化しちゃったんだ。それだけ私たちの感覚にピンと来たってことかな。

***賢治の代表作は言わずと知れた「銀河鉄道の夜」だよね。
原作ももちろんだけど、猫のキャラクターでアニメ化したこの作品がとっても好き。青い猫のジョバンニ。赤い猫のカンパネルラ。二人が銀河鉄道に乗って宇宙を旅していく。幻想的で切ない。そして大切なものを教えてくれる名作だと思ってる。


今日もじめじめ、むしむしした日だけど、時々いい感じの風が窓からそよそよと入ってくる。ドアを開け放しているので風が通る。サーキュレーターだけで午前中の昼寝? が出来た。ゆっくり焦らずにごろごろする。脳に幸せホルモンを溜めていく。今は脳の療養中。気持ちをゆるゆるにしてのんびりやってこう(笑)

じゃあ、また!



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