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「成果物」を作る

最近やたら準備時間がないまま会議なり意思決定を迫られることが多い(だいたいFeelCycleのせい)です。ので、備忘もかねて時間がない中での物事への決着の付け方について記録しておきます。

①自転車>エンジンのない自動車

スクラムの考え方などで例に挙げられますが、顧客に「自動車を作ってくれ」と要望されたが時間が無いとき、一体何を目指せばいいのか?ここで一例をあげると「自転車>エンジンのない自動車」です。

自動車を要望した顧客のニーズが「徒歩より早く移動したい」というものであれば、ベストは時速100kmが出せる自動車ですが、時間がなく成果物を求められるのであれば時速20kmで走れる自転車をまずは提供すべきです。

制限時間を超えた時に自転車ができていれば時速20kmで走れますが、時間切れになってエンジンが完成しなかった自動車はただの鉄くず、時速0kmの価値しか生みません。

②小さくても粗くても「成果物」を作る

アプローチとしては解決したい課題の根本を考え、「成果物」を定義します。限られた時間で判断やアウトプットが求められる場合、余計なものを作らずに必要最低限の情報を整理すること。

ベルやカゴがついてなくても、タイヤとペダルがついていれば自転車は走りますよね。小さくても粗くても、まずは目的となる機能を必要最低限満たせる「成果物」を作りきることで前に進めます。

③時間が余ったら改善する

とはいえ業界や仕事のシーンによっては仕事の精度や完璧に近い状態を求められることも多々あるでしょう。しかしその場合も最初から完璧なものを一発で作ろうとしてはいけません。粗くても機能する成果物を作りそれを改善することでアウトプットのスピードは大きく上がります。前にも挙げましたが、天才と呼ばれたエジソンがiPhoneを発明できなかったのは、改善の元となる携帯電話が存在していなかったからです。

無から有を作るより、有を改善する方がより有益なものを素早く作ることができます。私のnoteもお恥ずかしながら日常の時間の一部を使って書いているので粗い成果物であることが多いと思います。(読みづらくて本当に申し訳ございませんが。。)

スピード感をもって成果物を作り出し、それを改善する余裕を持てるように訓練していきたいですね。

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