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シネマちっく天国

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南伊豆好きの中年ポップスおたくが垣間見た映画の隙間
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2016年1月の記事一覧

「世界の中心で、愛を叫ぶ」で脚本を考える

「世界の中心で、愛を叫ぶ」で脚本を考える

 「世界の中心で、愛を叫ぶ」で、映画とテレビドラマ、原作の関係について考えさせられました。

 遅ればせながら小説「世界の中心で、愛を叫ぶ」を読みました。武者小路実篤の「愛と死」などと同じく「愛した人が死ぬ」ことをてらいもなく描いた悲劇。愚直なぐらいストレートな「愛と死」などとは違って、恋人アキを白血病で失った主人公、朔太郎の回想と現在を交互に描く構成上の工夫がありました。

映画版は祖父のエピソ

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