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オンラインで会うことに向き合う 〜unmeets@onlineに参加して(後編)〜

さて、ツールが届いたところまでは前編で書きましたが、その続きを。
(前編はこちらです!)

ビジュアルって大切

上田先生のワークショップにはよくあるミッションが今回は事前に5つほど出されたのですが、このミッションの出し方がまたいいんですよね。
三宅さんがオリジナルでデザインした「ミッションカード」というものが用意されていて、その画像とともにグループにミッションが流れてくるんです。
著作権があると思うのでここで実物が見せられず残念なのですが、とにかく素敵なんですよ。カラフルだけどシンプルな色合いで、カッコよくもありながらとても柔らかいという、最高でした。
そのミッションカードが、与えられたミッションに取り組む時に、考えたり想像したりするための起点を置いてくれているというか、なんとなく思考が刺激されている感じがするんですよね。不思議な体験でした。
と同時に、そういう見え方へのこだわりって大事なんだなとここで第2の学びでした。

久しぶりの参加者感

最近仕事やら何やらで、イベントの運営側・裏方にいることが多く、自分が一参加者として、当事者としてその場にいる経験がかなり減ってしまっていたように思います。それに気づいたという事実自体も大きな学び(第3の学び)だったのですが、一参加者として場に身を置けるというのがなんとなく新鮮な感覚でした。
一緒に参加するみなさんが、事前につくられたコミュニケーショングループの中で積極的に投稿したりコメントしたりしていく。自分もその中のひとりとしていつもより少し前のめりに場に関わってみる。というちょっとしたことがすごく大きいことに思えて、イベントの前からとてもワクワクしていました。コミュニティのボルテージが少しずつ上がっていくその感覚がだんだんと体があったまっていくような感じでとても心地よかったですね。
一参加者として参加するからこその対等な立場での出会いもあったなと思います。役割のようなものがついていることで逃している出会いっていうのがきっとあるんだと思います。自分も「運営側だから」という気持ちというか意識の中で関わり方を変えて、演じているのだろうなと思いました(これが第4の学びですね)。

What a small world, What a wonderful world

出会いといえば、本当に世界は小さいもので。自分が仕事で運営している場に、新しく参加してくる方の保護者がこのイベントの運営に関わっていたり、自分の働いている会社が10年以上前にプロジェクトとして立ち上がった時、その構想の議論に参加していた方がコミュニティの中にいたり、2015年のparty of the future 2015に参加されていた方がまた参加されていたり、などなどで偶然の出会いや再会がたくさんありました。それもとても刺激的でした。

前のめりさはどこからくるのか

イベントが始まった時、事前のコミュニケーションがあって、ボルテージが少しずつ上がっていっていたということもあったのですが、その場にいる人たちの「この日を待っていた!」という共通の感覚がオンラインのイベントにも関わらず画面越しに共有されていました。自分がまるでみなさんと同じ空間にいるかと錯覚するかのようでした。イベントは自宅のこたつの上においてあるPCの13インチの画面の中の出来事なのに。
なかなか体験したことのない不思議な感覚でした。
オンラインイベントで40人くらいの参加者がいる中で、誰一人として画面オフの人がいなんですよ。それも最初から。こんなイベント初めて参加しました。それに気づいたのも終わったあとだったのですが、シンプルに驚きでした。
スタートしたあとも、それぞれのワークの中で参加者の方々の前のめりさがすごい。自分も負けじとぐいぐいいきましたが、その熱量がとてもよかったですね

まさに体験づくり。仕事でも「カスタマージャーニー」なんて言葉をつかったりしますが、まさにこれだ!という感覚です。
終わったあともミッションが続いていて、その余韻が偶発的にも残り続けているのですが、申し込み、参加が決まり、ミッションをクリアして、参加して、終わって、余韻に浸るところまで、一連の体験が計画と偶発の組み合わせでうまいこと設計されていて、そこにまんまとはまっていくという。

こういうコミュニティのあり方とか、体験ってどうやって生まれているんでしょうか。上田先生、中原先生をはじめ運営のみなさんがもちろんいろいろ計画してくれていたものだとは思いつつ、それ以上の何かがあるような気がしてなりません。

何かしたくなる、動きたくなる、そういうエネルギーをもらいました

今も余韻が残っているからこそ、この体験と、そこからの気づきや学びを言葉に残しておこうとnoteの初投稿をするまでになってしまったわけです。
人が勝手に行動したり、前向きにチャレンジしたりすることの背中を押していくような体験づくりってすごいことだなと思います。
自分も高校生や大学生と関わる機会が多いのですが、きっと今回のイベントに参加したからこそ活かせることがある気がします。そこも言葉にしたいと思いつつ。今日は筆が走り切った、ならぬ指がタイプ仕切った気がするのでここまで。

それではまた。

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