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グラレコれんしゅう会2019.08.18

2019年8月18日 10:00~12:00
 名古屋市中村区にある地域資源長屋なかむらの無目的ルームにて、「グラレコれんしゅう会」を行いました。
 この記事はその報告レポートです。(※作品の掲載許可済み)
 参加したかったけれど来られなかった方、及びこれから実践したいという方向けに書かれています。お家でできるワークも用意しています。

 是非読み物として消費するのではなく、紙とペンをご用意して、挑戦してみてください。

 なお「グラレコれんしゅう会」に関しては以下の記事を参照ください。

 ファシリテーター及び本レポートの執筆は本田が担当しています。

1.自己紹介

 2時間を共に楽しく過ごすためにまずは自己紹介です。とはいえ、ここはグラフィックレコーディングのれんしゅう会です。話すだけではなく、描きます。

「近況」「今の気分」「夏の思い出」

 話す内容は3点について、好きな形式で描きました。今回は参加者同士で顔見知りだったので、名前は省きました。この自己紹介からグラレコが始まっています。それぞれの工夫しながら描いていました。

2.WORK1『料理のグラレコ』

 グラフィックが使われる現場では、基本的に描く人を待ってはくれません。情報はどんどん場に投げ出され、消えていきます。
 したがって、聞き取って、素早く描くことが大事になってきます。そこで、一度しか聞けない状況で描いてみます。

【ワーク内容】
①DELISH KITCHENの動画を流す
②ひたすら描く

 料理は時系列順に情報が提示され、事前に完成図がイメージしやすいので、描きやすい内容です。ただ、分量など数値的な情報が多いことと、早口なのもあって、全体的に苦労していました。

 聞いた内容をどれだけ記憶しておけるかによって、描ける情報量が違うという話がされていました。

【やってみよう!】
①「DELISH KITCHEN」のチャンネルから、動画を1つ選ぶ。
②聴きながら、描く。
③途中停止、繰り返し聞くのは禁止(描けないものは諦めましょう)

3.WORK2『プレゼンを描く』

 本来、人の話は前後したり、脱線したりするものですが、プレゼンは限られた時間内に伝えたいことが凝縮されていて、かつ話の道筋も明確です。そこで人の話を描くステップとしてプレゼンを描きます。

【ワーク内容】
TEDを流す。
②聞きながら描く。
③途中停止、リピート禁止

 情報量的にはWORK1の時よりも多いはずなのに、実際に描いてみるとWORK2の方がやりやすいと感じていました。情報量が少ないとそれを全て拾おうとしてしまう一方で、情報量が多いと全てを拾うことはほぼ不可能です。
 始めから割り切ることで、かえって「重要な情報はなにか」に集中できるのではないかという話がなされていました。

【やってみよう】
①「新しいアイデアのつくり方」を流す。
②聴きながら、描く。
③途中停止、繰り返し聞くのは禁止(描けないものは諦めましょう)

4.WORK3『まとまりのない話を描く』

 WORK1,2ではある程度整理された情報を描いていましたが、よほど話慣れている人でなければ、人間の語る情報はでこぼこで、過不足があるものです。そうした生の話を描く練習をします。

【ワーク内容】
①1人がケガや病気に関する話を自由にする。
②ほかの人はそれを描く。

【やってみよう!】
①インタビューなどの音声を検索。
②聞きながら描く。

5.振り返り

 今日のワークを通して感じたこと、気づいたことなどを振り返ります。今回は一言ずつ喋ってもらいました。

 考えながら描こうとすると、手が止まる。しかし、手を動かしていると今度は聞き漏らしてしまう。だからこそ、やはり練習することが大事になってくるのだと話していました。

 また、情報量が少ないとわかっていると全部拾おうとして、失敗してしまうことがありました。一方で、初めから全てを拾うことが無理だとわかっている場合、逆に「大事な情報」に集中できます。
 つまり、描く人の意識で・視点が、グラフィックに大きな影響を及ぼすということです。「描く人の個性」から決して逃れることはできないのでしょう。

6.感想

 毎回、参加者にはアンケートを書いてもらっています。
 以下にその内容も掲載させていただきます。(※掲載許可済み)

グラレコをすることにおいて、技術も関係あるでしょうが、しっかり全ての情報をとらえなければいけないと思っているか、別に全ては起こさなくて良い、雰囲気を描けば良いと思っているかによっても手のつき具合が変わったと思えました。
時間の長い短いで大変さが決まるわけではないのだと思えました。

 今回は3名での開催になりました。
 顔見知りだったため、和やかな雰囲気な中で描いていました。

7.アナログツイッター

 れんしゅう会の最中、印象的な発言があったり、疑問や思考が浮かんできます。
 そうしたことを書きとめておくために、アナログツイッターを用意しています。自分の好きなタイミングで紙を手にとって、書いて机に放っておきます。

 瞬間を切り取れるだけでなく、プロセスを表してくれます。後から見直すと面白いです。会場の雰囲気なども感じられたら幸いです。

 今回も7月に引き続き、たくさん描くことをやったので、アナログツイッターの枚数は少なかったようです。

8.次回のグラレコれんしゅう会

 れんしゅう会は毎月1回のペースで行なっています。
 次回は2019年9月29日(日)10:00~12:00です。

↓※ハッシュタグも作りました。↓


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