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ゆるい働きかけ

人にゆるく働きかけるということをしばらく意識的にやっています。

「頑張ってみよう!」と背中を押すのが強い働きかけだとすれば、「やってみるのもありかもね」と声かけをするのがゆるい働きかけなのかもしれません。

働きかけられた本人も気づかないような、強制感のない言葉や行動で関わる。

基本的に効果は薄く、目立った成果は出ません。それにも関わらずやるのは、ちょっとした疑問からでした。
励まされてやる気になった人が、まもなく挫けてしまう場面を何度も見たからでした。一時的には行動できても、それが持続しません。

エナジードリンクを飲んだ時のような、覚醒感とその後に訪れる倦怠感に似ている気がしました。
他者からの褒め言葉や励ましはとても甘美で力を得られるかもしれませんが、ずっとは続きません。

もっと長続きするのはどんな力なのだろう?

自分の内から湧き出してくる気力だと思いました。

それを促すのがゆるい働きかけだと僕は考えています。本人も気づかないくらい、なんでもない言葉かけやアクションを起こす。
100回に99回くらいはなにも起こらないけれど、1回くらいは相手が後で「やってみるか」となんとなく思ってしまう。

そういうゆるい働きかけを続けていたら、周りの人で新しい行動を起こす人が現れ始めました。
もちろんそれが自分の影響だと認める証拠はありません。ただ、良い流れが生まれつつある感触があるので、このゆるい働きかけを今後も続けていきたいと思っています。

読んでいただきありがとうございます。 励みになります。いただいたお金は本を読もうと思います。