グラレコれんしゅう会2019.04.21
2019年4月21日 10:00~12:00
名古屋市東区にて、「グラレコれんしゅう会」を行いました。この記事はその報告レポートです。(※作品の掲載許可済み)
参加したかったけれど来られなかった方、及びこれから実践したいという方向けに書かれています。お家でできるワークも用意しています。
是非読み物として消費するのではなく、紙とペンをご用意して、挑戦してみてください。
なお「グラレコれんしゅう会」に関しては以下の記事を参照ください。
ファシリテーター及び本レポートの執筆は本田が担当しています。
個人情報保護のため、写真に一部モザイクが入っているものがあります。
1.自己紹介
2時間を共に楽しく過ごすためにまずは自己紹介です。とはいえ、ここはグラフィックレコーディングのれんしゅう会です。話すだけではなく、描きます。
1人1分間自己紹介をして、他の人達はその人の自己紹介を描きます。
「お名前」
「今の気分」
「今日なにを期待してきたか」
「新元号『令和』と聞いてどう感じた?」
話す内容は4点に指定しました。実はこの自己紹介からグラレコが始まっています。それぞれの工夫しながら描いていました。
1枚に全員分描こうとする人、1人1枚で描く人。似顔絵や文字の色、大きさもそれぞれです。
2.WORK1『アナログゲームのルールをまとめる』
☆情報の取捨選択をする
分厚い説明書や難解な契約書を見て、辟易したことはありませんか?
漏れなく、正確に伝えようとすると長い文章になります。しかし、それがかえって混乱させることにもなります。
物事の成り立ちから大事な情報を摘み取って描く。そのためにはどうすれば良いかを練習します。とはいえ、小難しい文章では眠くなるので、アナログゲームのルールを採用しました。
【ワーク内容】
①アナログゲームのルールを読む。
②紙に描く。
今回は「ハイカットローカット」「ワードウルフ」2つのゲームのルールを描きました。
「ハイカットローカット」
「ワードウルフ」
【やってみよう!】
以下の遊びのルールを、全く知らない人に説明するつもりで描いみよう
・「鬼ごっこ」
・「だるまさんがころんだ」
3.WORK2『アナログゲームをやって、描いてみよう!』
☆リアルタイムで変化していく情報を記録する
WORK1で描いた「ワードウルフ」を実際に行います。ただ、もちろんグラレコのれんしゅう会ですから書くことがメインです。ゲームをやっている様子を描いていきます。
【ワーク内容】
①2つのグループにわかれる。
②片方のグループがワードウルフを行い、もう片方のグループはその様子をグラフィックにする。
③役割を交代して、もう一度。
(↑実際にやっている様子)
手で描くよりも口で言う方が速いです。全ての情報を記録はできません。したがって、なにが大事なのか、それを瞬間的に判断して描く必要があります。言われてできるようになることではないので、これもれんしゅうあるのみです。
【やってみよう!】
youtubeやTVなど気になる番組を見ながら、リアルタイムでグラフィックにしてみる。(※視聴は1回のみ)
4.振り返り
今日感じたこと、気づいたことなどを振り返ります。
本来は描いてもらう予定でしたが、時間が押してしまった関係で口頭で一言ずつお願いしました。
「わかっていないと描けない」
特にルールのような物事の構造を描く時には、その理解度がそのまま反映されます。
言葉のやりとりだけだと、「わかったふり」ができてしまいます。しかし、描いて見える化してみると、誰の目にも明らかになります。その良し悪しはさておき、そこからどうするのかが問われます。
「様々な視点や描き方があって面白い」
そんなことを言った人もいました。グラレコれんしゅう会の考えが参加者にも伝わったと感じる瞬間でした。
講座のような場になると、しばしば講師のやり方が正解だと考えられ、それを真似るだけの場合があります。すると、画一化されていきます。
しかし、学び合いの場においては、自分の視点を土台としながらも、他者との違いから学び、「いいね!」と感じたものを個々人が取り入れていきます。そうすることで、凸凹がありながらも「その人のスタイル」が生まれます。
5.感想
毎回、参加者にはアンケートを書いてもらっています。
以下にその内容も掲載させていただきます。(※掲載許可済み)
読むのも
書くのも
数こなさなきゃいけない
初めて参加させていただきましたが、あっという間の2時間でした。
みんな伝え方が様々で工夫するところがたくさんあったので真似したいなと思いました。
初めての人でも入りやすいウェルカムな雰囲気がとてもいいと思います。
初めての参加でしたが、エッセンスやアイディアをいろいろ頂け、すぐに実践できて、とても楽しかったです♪
文章とリアルと両方できたので、どちらも勉強・練習できてよかったです!
ありがとうございました!!
だんだんテーマやプロセスが複雑になってきたなと思いました!人数が増えた分、深みが出てきたので、もっと見たい!話したい!時間がたりなぁぁぃ! と思いました!
文字を読んで、描くのは、流れていってしまわないので情報を拾いやすいが、リアルタイムの中で情報を拾うのはむつかしいと思った。
人や、動物、物など絵に描けたらより伝わりやすくなる面もあるので、描ける様になりたい。
”本田さんしか見れない視点”
→どんな視点だったのでしょう??
オンライン、楽しみです!Zoomとかですかね??
ワードウルフ リアタイでやるの楽しかったですー!!
(※注 その他イラストが描かれていました)
少しずつ自分が上達してるの分かってうれしい
今回は直前でのドタ参、ドタキャンもありながら9名での開催になりました。今回は女性の比率が多かったです。初参加もリピーターも半々で、程よいバランスが取れていました。休憩中も参加者同士でお互いの描いたものを見たり、会話したりする場面がありました。
6.アナログツイッター
れんしゅう会の最中、印象的な発言があったり、自分の感じた思考や疑問が浮かんできます。
そうしたことを書きとめておくために、アナログツイッターを用意しています。自分の好きなタイミングで紙を手にとって、書いて机に放っておきます。
瞬間を切り取れるだけでなく、プロセスを表してくれます。後から見直すと面白いです。会場の雰囲気なども感じられたら幸いです。
7.次回のグラレコれんしゅう会
れんしゅう会は毎月1回のペースで行なっています。
次回は2019年5月18日(土)10:00~12:00です。
※ハッシュタグも作りました。
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