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黙る意味

「誰かを正してやろう」という気持ちはだいぶ薄れてきました。

 とはいえ、他者と接していて未だに自分の内で「こうした方がいいのに!」と正義漢が暴れる時があります。それは、一生懸命取り組んでいる人が、努力の方向性がズレているために空回りしているのを見た時です。

 第三者の視点から見れば、簡単に見分けられることが、当事者にはなかなかどうして気づけない。それを指摘したくて仕方ないのです。けれど、それは結局のところ自分が我慢できないから言いたいだけで、相手のことを思いやった行動ではありません。
 自分で自らの盲点に気づけるようになることが、変化のきっかけとして重要なんじゃないかと思います。

 だから、黙ることが以前よりも増えました。前は自分の言葉が出てこなくて押し黙っていたのが、それに加えて余計な口を挟まさないために沈黙を選ぶようになりました。

 黙るにも色んな意図や意味があるんだなと感じます。だから言葉を発せず、黙り込んでいる人を見ると、あの人は一体どんな意図を持っているんだろうかと考えるようになっています。

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