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焼海苔に生醤油少し朝御飯

引退直後はよく車両が1両か2両だけの単線列車の旅をしていました。時間がたっぷりあるので、時間を金で買う特急列車より空いている各駅列車でのんびりと地方見物でした。この駅は確か紀伊の西御坊駅です。

湯浅は醤油発祥の地をして有名で古い町並みがそのまま残っています。この間、テレビで紀伊の人が千葉県の銚子に醤油を伝えたと言う話をしていました。それが今のヤマサ醤油になったのですね。野田醤油も同じように江戸時代に創業し、今ではキッコーマンとして世界中に工場を持つ大会社になっています。でも本家本元の湯浅の醤油屋さんはどうなったのでしょうか?角長や小原久吉商店という老舗が今でも残っていますが、それ以外の醤油屋は湯浅醤油を始め、明治初期の創業が多いのは何故なんでしょう。湯浅の歴史を見ると紀伊の殿様が湯浅の醤油を保護していたが、明治になって紀伊徳川の保護がなくなったとありました。保護無しでは千葉に太刀打ち出来なくなったのでしょうか。

ついでに現在の醤油メーカー生産量ランキング(2019年)をみたら
1位 キッコーマン(千葉)
2位 ヤマサ醤油(千葉)
3位 正田醤油(群馬)*美智子上皇妃のご実家
4位 ヒゲタ醤油(千葉)
5位 マルキン醤油(愛知)
5位 ヒガシマル醤油(兵庫)
7位 イチビキ醤油(愛知)
8位 ワダカン醤油(青森)
9位 ヤマモリ醤油(三重)
10位 フンドーキン醤油(大分)
関西では辛うじてヒガシマル醤油が同率5位ですが、和歌山や大阪はトップテンにはその名がありませんでした。やはり関西は醤油文化ではないんでしょうか。それとも量ではなく質にこだわる醤油が色々とあるんですかね。

季語では「醤油作る」が晩夏の季語でした。でも醤油の仕込みは冬から5月くらいとネットに書いてありました。醤油を作るのと仕込みは意味が違うのですかね。製造期間は2年から3年とあったので昔は夏に醤油を絞って出荷したのですかね?

焼海苔に生醤油少し朝御飯

焼海苔にちょこっと醤油をつけたあと、箸で御飯を包んで食べる、それだけでお茶碗一杯は軽く頂けます。

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