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海外の記憶 アフリカ ケニア 2

朝目が覚めるとツリーハウスの前にある大きな水溜まりにはいろんな動物が水を飲む為に集まっていました。

アフリカの朝焼けです。

朝早くから水牛たちが列をなして水を飲みに来ています。

アフリカ特有のホオジロカンムリヅルも来ています。アフリカらしくカラフルでお隣のウガンダの国鳥にもなっています。

苦労の末に見事、飛び立つところを撮影できました。

水牛の角は太くて立派ですね。牛だから草食動物でおとなしいのかを思いきや、なかなか凶暴で年間200人以上の人が水牛に殺されているそうです。

こちらは本当におとなしそうなアンテロープでブッシュバックのメスだと思います。

アフリカにも花は結構ありました。この紫の花だけではなく、黄色やオレンジ色の花も咲いていました。花はケニアの輸出産業にもなっているのです。確か日本にもバラを始め大量の花が輸入されていると思います。

世界遺産でもあるナクル湖は国立公園でフラミンゴの聖地として有名です。

遠くにいてもピンク色が広がっているのがわかります。10万羽はいると言われますが、昔は100万羽もいたそうです。本当に数えたのかは疑問ですが。フラミンゴが赤いのはカニやエビなどの赤いものを食べているからという説がありますが、この湖に赤いカニやエビがいるとは思えません。本当は藻やプランクトンなどに含まれるベータ・カロチンなどの影響らしいです。生まれた時は白色でそのうちピンクになりますが、年をとるとだんだん色が落ちてくるみたいです。

ケニアの台地は意外と池や沼が多いですね。もちろん雨季なので多いのだとは思いますが。

その日泊まる予定のホテルの近くでライオンがシマウマを襲っているところを見ました。目がとてもいいガイドさんが遠くでシマウマを追いかけているのを見つけて教えてくれたのですが、始めは全くわかりませんでした。アフリカの人は本当に目がいいです。普通メスライオンは複数で狩りをするのですが、この時は単独だったみたいです。

その日はナクル湖ロッジで宿泊です。

花が一杯でロッジもそれぞれ独立していて素敵なヴィレッジという感じでした。ここはゲートによって動物から身を守っています。レストランではアフリカ料理とインド料理を合わせたような食事が出されました。イギリスの植民地ではインド人を使って現地人を間接統治していることが多いみたいで、その名残もあって食事もインド風料理になっているそうです。そしてホテルや商店のオーナーにもインド人がたくさんいるのです。

さて翌日の朝、ライオンがシマウマを襲っていたところに行くとなんとまだ同じ場所にました。内蔵はきれいに食べられていていますが、肉の部分はまだ手つかずで原型を留めています。

ガイドの話ではこれから家族のもとへシマウマを運ぶのだそうです。弱肉強食というより厳しい自然のいとなみを目の当たりにした思いでした。

ライオンは歯で頭のあたりを噛んで運ぶのですが、百獣の王でもさすがにシマウマ1頭を引っ張るのは大変なようです。

始めはハアハア言っているだけかと思いましたが、急に唸り声を上げた(ように見えた)のでその先を見ると餌にありつこうとハイエナがすきを狙っていました。

でもハイエナは吠えられても決して逃げようとはしません。まるでドキュメンタリー映画でも見ている感じです。

ハイエナ以外にも鳥たちがおこぼれを狙っているようにも見えました。あのシマウマの肉はライオン家族のもとに届くのでしょうか。

それを見届ける時間もなく、次の目的地ナイバシャ湖に向けて車を走らせます。

途中、豹がいると言ってガイドが車を止めます。えっ、どこ?と懸命に見ると木の幹の上で休んでいる豹の姿がやっとわかりました。ガイドさんの目の良さには驚くばかりです。

ついでにお猿の姿も見られました。

そして鷹も獲物を狙っています。全ての動物が生きる為に必死です。

このサイを見ると広い上顎からシロサイだとすぐにわかりますね。

下の彼はお昼をとったレストランにいた少年です。笑顔がとても素敵でした。

そしてナイバシャ湖に到達しました。

ここからは船に乗って島に渡ります。

この湖はカバの生息地として有名なのだそうです。

ガイドが船に乗り込む時に地元の人から魚を買っていたので何だろうと思っていました。途中で木の上にワシのような鳥が見えると船を止めます。そしてガイドが買ってきた魚を空に向かって投げます。

鳥はあっという間に急降下し、みごと魚をキャッチします。これは間違いなく何度も同じことをやっていますね。

鳥と遊んだあとは島に上陸しました。

ここには猛獣がいないので船から下りると歩いて見物します。

立派な角のヌーがいます。やっぱり少し怖いです。

アンテロープも数が多いとやはりこちらがビビります。

でも我々が団体で近づいて行くとソロリソロリと逃げて行きます。やはり相手も怖いのですね。

この立派な角を持ったアンテロープはウォーターバックです。

ご存知、ライオンの餌のシマウマです。

ヌーは乾季になると水を求めて群れごと移動するのですが、もちろんここでは移動しません。

また陸に戻ると次の目的地に向かって大自然の中を走ります。

まだまだいろいろなアンテロープがいます。お尻が青いこのアンテロープは名前もわかりません。

こちらはなんでしょうか。もう、わかりません。

そういえばダチョウはアフリカが原産ですね。徳川時代にオランダ人がケープタウンからダチョウを持って来たという記録があるそうで、その時は「ほうごろう」と呼ばれたそうです。

ライオンの夫婦がのんびりとしていました。

と思ったら、あらら!!

大自然の営みをまたまた見せてもらいました。

そんな大草原を走っているうちに車は次の宿泊ホテルに着きました。そこはホテルというより大きなテントが並んだキャンプ村という感じでした。

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