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ダイエットのススメ 〜第四章〜


〜第四章〜
結局のところ糖質って何??



糖質とは、三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)のうち【炭水化物の一部】です。
炭水化物は、人が消化吸収できる【糖質】と消化できない【食物繊維】の二つに分けられます。
主にエネルギー源として使われるのが糖質、腸内環境を整える等、健康維持に必要な役割を担っているのが食物繊維です。

糖質と聞いて主に思い浮かぶのが、ブドウ糖、果糖、砂糖等の【甘いもの】かもしれませんが、米や小麦、芋類に含まれるデンプンも糖質です。

【糖質】の中に【糖類】と分類されるものがあります。
【糖類】とは、糖質のうちの、砂糖やブドウ糖などの単糖類・二糖類の総称です。
糖類は、分解の必要がなく素早く吸収されるので、カロリー源となるだけではなく、食後の血糖値を急上昇させます。

食事を摂取して体内の血糖値が上がると、摂取した糖を組織内に取り込むために、多くのインスリンが分泌されます。インスリンは脂肪の分解を抑制する働きもあるため、たくさん分泌されれば、組織に脂肪が蓄積されていくことになります。

糖質制限が有効と言われるのは、このインスリンの分泌を抑え、血糖値の急上昇を防ぐことにあります。

糖質の中でも、お米や芋類に含まれるデンプンや、アスパルテームやアセスルファムKなどの人工甘味料や、キシリトールやソルビトールといった糖アルコールは、【多糖類】と呼ばれ、体内で単糖類まで分解されてから吸収されるので、単糖類より消化吸収が遅く、血糖値の上がり方は緩やかです。

糖質を摂るなら【単糖類】よりは【多糖類】の方が、消化吸収に時間がかかるためオススメといえます。


【糖類ゼロ】という表示の飲み物をよく見かけると思いますが、糖質ゼロとは違います。
【単糖類】が含まれていないという意味で、糖質が含まれていないというわけではありません。
吸収するのには分解が必要な【多糖類(人口甘味料や糖アルコール)】が含まれています。
単糖類よりは消化吸収が遅いので、すぐさま脂肪に直結するわけではありませんが、あくまでも【糖質】です。
糖質制限には不向きですので、ダイエット中の摂りすぎにはご注意ください


低糖質の食材

緑黄色野菜、キノコ、海藻類、赤身の肉、鶏肉全般、魚、豆製品、チーズ、こんにゃく、バター、植物性オイル、塩、酢、マヨネーズ等。


糖質高めの食材

根菜類、芋類、フルーツ、赤やオレンジの暖色系野菜、練り物、加工食品、加糖ヨーグルト、米、小麦、小麦製品、春雨、蕎麦、醤油、みりん等。



まとめに続く。



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