No.10「今の教育に必要なこと」

こんにちは、あーさーです。
2024年、初めての投稿です。
みなさんは、どのような年末年始を過ごしましたでしょうか?

私は、15年間務めた公立小学校の教員を退職するための下準備や
新たな活動の取り組みで、わくわくした気持ちがおさえきれない年末でした。また、年始においては、数年ぶりに何も考えずにひたすら家族でのんびり過ごすという、「これぞお正月」というゆったりとした時間を過ごしました。新たな取り組みについては、今後、少しずつ公にしていきたいと思っております。

さて、本題に入っていきますが、今回は、私なりに今の教育に必要なことはこれなのではないだろうか?ということを綴っていきます。

答えから述べますと、今の教育に必要なことは「柔軟性」と「選択肢」です。それぞれについて順番に話します。

①「柔軟性」
 公立の小学校で15年間勤務していました。この15年間で様々なことが大きく、また急激な速度で変化してきました。例を挙げるとすれば、各教室のエアコン設備やトイレの洋式化、一人一端末タブレット配布など。しかし、これらは、「環境の変化」に過ぎないのです。
 肝心な教育の根本的な考え方や子ども達との関わり方については、15年間をもってしても変化することはありませんでした。もちろん、公立で働きながら、新たな教育法を見出し広めてくださっている方もたくさんいますし、そうした教育に興味を持って実践している先生方も増えてきております。しかし、増えているけれど、その数は全体の1割にも満たないというのが現状です。
 私自身、「自由進度学習」・「クラス会議」・「けテぶれ」・「イエナプラン教育」などを公立でも可能な形で実践してきました。けれど、このような聞きなれないものは、不安や抵抗感が強く、周りの先生方から受け入れていただくのには時間を要しました。
 こうした経験を通して、今の公立学校には、様々な教育に対する考え方を受け入れ、「公立だからこうあるべき」ではなく、「これは良いね。」「これはちょっと…。」と考えられる柔軟性が必要だと強く感じました。

②「選択肢」
 私が、「自由進度学習」や「イエナプラン教育」を学び、実践したところ、学ぶ内容やペースを選択できるだけで子ども達の姿が大きく変化しました。どのように変化したかというと、「自分らしい姿」になりました。周りに合わせて無理をしすぎなかったり、頑張りたいことを認められたりしました。こうした中で学習した内容のワークテストついては、一斉授業よりもはるかに平均値が上がりました。
 子ども達の実態を図るアンケートでは、「次の学習でも自由進度学習で進めたい。」「自分で学びを選択できるので楽しい。」という声が多く挙がり、保護者のアンケートからは、「子どもが学校に行くことが楽しそう。」「家で勉強するようになった。」など前向きな声が多く挙がりました。
 公立では、与えるものが多く存在し、子どもたちが自ら選択できる幅がとても狭いと感じます。その選択肢を増やすことだけで、これだけの人の心が豊かになるのであれば、増やすことが必要だと考えております。

以上の2点が、私が考える今の教育に必要なことです。
みなさんは、どのようにお考えでしょうか?

次回は、公立小学校で取り入れてみたイエナプラン教育について
綴りますので、よければご一読ください♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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