見出し画像

鼻をすする音が気になる

電車に乗っていると、鼻をすする音がきこえてくる。

一回ならまだしも、何度もスッ、スッ、とすすっている。

一度気になった秒針の音から抜け出せないように、鼻をすする音から抜け出せなくなってしまう。

気づけば鼻をすする感覚が何秒なのか数えたりしている。

スッ、1、2、3、4、スッ・・・

4秒に1回の頻度で鼻をすすってやがる。

気になってしょうがない。

鼻の穴にティッシュを詰め込みたくなる。

決して心地いい音とは言えない。

どちらかといえば不快だ。

思いっきり鼻をかまれるのも不快だが、規則的に鼻をすする音をたてられるのも気分がよくない。

電車をおりるまで、ずっと鼻をすするつもりでいるのだろうか。

4秒に1回の感覚をずっと保てられるのだろうか。

そんな邪念がよぎり、考えなくてもいいことで脳内が支配される。

ティッシュを持っていない可能性もあるか。

仕方なくすするしかないのかもしれない。

そうなってくると、ティッシュを差し出したくなる。


私の場合、ティッシュは必ず持ち歩いている。

車内で思いっきり鼻をかむこともなければ、規則的に鼻をすすることもしない。

流れ出た鼻水はティッシュで食い止めるだけ。

不快な音はたてない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?