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夏休みの自由研究


夏休みの宿題で最も嫌いだった自由研究。

唯一覚えているのが、透明の卵を作った自由研究だ。

当時、教育テレビかなんかで卵を酢につけておくと、殻が溶けて透明な卵ができるという実験をやっていた。

それをそのままパクって自由研究にしたのだ。

卵を酢にひたひたにつけておくだけ。

一晩つけておくと卵の殻が全部溶けて、透明の卵が出来上がった。

夏休み明け、この卵を学校へ提出。

それぞれの自由研究は教室の後ろの棚に展示されていた。

展示されていたのは数日間だったか。

わたくしの酢漬けの卵がひときわ異臭を放っていたのを思い出した。


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