汗を流し喉を枯らし授業する河合英次

Google検索で「河合英次」と入力するとサジェストで「傭兵」が出てきますが、
このスレ内にてアフガニスタンでの傭兵経験があると書かれているからです。

おいおい名前出していいのか、という声も聞こえてきそうですが、こんなスレが2ちゃんの過去スレに残っていたり、河合塾wikiでも個人ページまで作られていたり、何より河合先生もよくエゴサをして楽しんでいられるようだったのでそのまま名前載せました。
もし何か問題あれば河合先生コメントください。修正しておきます。

私、地元の超進学校に入学してしまいまして、全く授業についていけずに、見事に浪人をかましてしまいました。
そして、祖父が合格祝いに用意してくれていた100万円をそのまま河合塾天王寺校に課金することになりました。
当時の自分はかなりやさぐれていました。
もう、大学に行った友達が羨ましい。羨ましくてたまらない。
mixiを見るとあいつらすげー楽しそうな生活を送っている。
どう考えても自分が勉強せず徹夜で麻雀と64しまくっていたのが悪いのに。
なぜ自分が勉強しているのにあいつらは超楽しそうな生活を送っているんだと。
チューターという浪人生をサポートする方々がいるのですが、そこには同じ高校の同級生の姿も。
彼女は我々がお金を払って勉強している間、お金を稼いでいるのです。
自分もバイトとかしたい、サークルとか行きたい、一人暮らししたいと悶え苦しんでいるのが浪人スタートの思い出です。

そんな中、河合先生に出会いました。
教科は倫理です。
現役の時は現代社会を選択していましたが、どうも点数が安定しない&解き終わった後の点数の感覚が合わない、ということもあり倫理に変更していました。
河合塾にしては小さい15人程度の小教室です。
ですが、その部屋でも河合先生は全力でした。
その全力に不貞腐れ浪人生の私は救われたのです。

まず、声がとてつもなく大きいのです。
河合塾ではどの講師の方もピンマイクをつけて授業をされるのですが、河合先生も当然マイクを使う。
この教室で使う必要など微塵も感じないが使う。マイクの音は割れまくる。
wikiによると「河合先生専用設定」がマイクの音量で使われているそうだが、微塵も感じないほどうるさい。
合間合間によくコーラを飲まれていたのをよく覚えています。
ガンガンがクーラーが効いていても、真冬であっても、いつでも半袖で汗だくで。

伝説に関してはあげれば枚挙にいとまがないのでWikiをぜひ見てみてください。
普通に読み物として面白いと思います。

特に私が好きなエピソードは
・田淵に素振りを見てもらった友だちの話(YouTubeに録音された動画ありました。あまりよろしくないですが探してみてください)
・駿台の寮にロケット花火三段構えで攻撃した話
・ヨーロッパの田舎でサインをせがむ子供のサッカーボールにサインした話。
・フランスの大学に潜り込み、河合英次参上と落書きして帰った話。
・14回振られて、14回骨折した話。
挙げれば挙げるほど予備校の授業中の話とは思えない。

話が少しそれましたが、とにかく河合先生の授業は楽しいのです。
予備校の授業なんてお笑いなんて必要あるのか、と思う方もいるかもしれませんが、ほとんど楽しみがない生活の中で、数少ない楽しみの一つが河合先生の授業でした。あとは当時大盛り上がりだったワンピースくらいです。
それは暗い暗い浪人生活の中で、本当に頼りになるものでした。
倫理の知識もたくさんいただきましたが、それ以上に元気をたくさんもらった先生です。
まだスラムダンクを読んでなかった私に、山王戦の全てをネタバレし次の言葉を送ってくれました。
「負けたことがあるというのが いつか大きな財産になる。」
この言葉を胸に一年間、勉強に将棋に頑張り抜くことができました。
直接合格を報告したり、普段の会話をしたりすることは無かったのですが、今でも大好きな先生です。

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