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「レディ・ベス」

加藤和樹が出ているので、和樹仲間と鑑賞したレディ・ベス。


ベス役は花總まりさん、ロビン役が加藤和樹さん、フェリペ役が平方元基さんがわたし的に黄金組み合わせだったんだけど、叶わず。

でも、花總さんと加藤和樹の日にしてたはずなんですよ…!

なのに…!

蓋を開けてみれば、ベスが平野綾さん…?!

冒頭、ホロスコープの歌的なやつを山口祐一郎さんが歌ってるときに、さりげなく出てきたベス様を観て、

「あれ? お花さんじゃなくない…?…えっ?」

って思ったわけです。

普通にショックですよね。

お花さんと和樹だって確認してチケット取ったのに。なんで…?

同行者にオペラグラス渡して、

「花總まりじゃない…あれ平野綾や…」

って小声で伝えたのが記憶に新しい…。

まぁ、しばらくしたら諦めがついて、平野綾さんを受け入れたんですけどね。

フェリペは最初から諦めて古川雄大さんの日とわかっていたので、よくよく考えると、希望が叶ったの和樹だけじゃん?笑

まあ、みんな歌上手いから良かったんですけど…。

とりあえず、そういうハプニングがありつつ、ちゃんと楽しみましたよ。


今回のお目当加藤和樹は、自由を謳歌する吟遊詩人ロビン。

なんだか面白い衣装だけど、顔が良いので目の保養でした。

以前フランケンシュタインで観た時よりも歌上手くなってる気がしたような......。

籠の中の鳥みたいなベス様に、自由の素晴らしさを伝えるロビンっぽい爽やかな演技でしたね。

ベス様を男装させて町へお忍びで出かけるシーンはほんとかわいくて。

たしかにあんな出来事があれば心惹かれるわぁ。

こういうお話って、けっこうなんで好きになったのかよくわからないことが多いけど、ちゃんと惹かれ合うまでのストーリーがわかるようになっててよかった。

ベス様への愛に気づいてからはまあ〜情熱的ですこと。

一般人とクイーンの到底叶わない恋愛だけど、応援したくなるピュアさでした。

ぶっちゃけ2人の掛け合いは昔の少女マンガみたいだった気がします。


ベス様の平野綾さん。平野さんの演技は初めて観ました。

まず見た目。背が低めなので、和樹との身長差がめっちゃある。

すっぽり。かわいい。

お顔もキュートなので、ひらひらドレスやヘッドドレスがすごく似合ってました。

キュートといっても、ちょっとキツめの目元をしてらっしゃるので、強気な部分も出てました。良い!

ただ、若さが出てて、ラストの方のクイーンになる辺りは、ちょっと威厳が足りなかったかも…。

お花さんだったら、キュートさも可憐さも威厳もバッチリだろうなぁと思うとまた切なくなってくる…。

観たかった…。なんで公演日間違えたんや。わたし。

でも、平野さんも歌と演技うまかったです!


フェリペ役の古川雄大さんは、まぁ〜〜〜〜〜顔がいい。ハンサム!

2幕から出番があるんですけど、ビリヤード台にのって出てくるんですよ。

かっこいい曲に合わせて歌ってらっしゃるんですけど、半裸なのね。

まぁ〜細い! でもかっこいい! 

従者の吉野圭吾さんも色気ムンムンで、、スペインコンビは色気の権化でしたね。

古川さんは、次期モーツァルトということで、歌唱も楽しみにしてました。

そっちはまぁふつう。ふつうにうまい。

他の役も見てみたいと思った俳優さんでした。

でも...! 欲を言えば半裸でちょっと俺様な平方元基も見たかった!

セクシーな元基くんが見たかったナァ(心の声)


メアリーチューダー役の吉沢梨絵さんも初見の女優さんだったんですけど、めっちゃ歌上手くて。

すごくパワフル。

ロック調の曲で、腹から声だして歌い上げる姿が素敵でした。

幼い頃からベスと比べられて、容姿や女性らしさという点で劣等感をもっていたメアリーの心情を考えると、それはそれで辛いなと。

ベスを虐げるのはいただけないけど、メアリーも相当可哀想な方ですよね。


2階席で観たんですけど、レディベス名物と言われる「舞台丸ごと傾斜のある盆」がよく見えました。

よくまわってた......。めっちゃまわる。

傾斜のある舞台にずっとまっすぐ立つって大変だろうなあ。足疲れそう。

天文時計モチーフの盆だから、幻想的に光るシーンも合ってとってもきれいでした。


ミヒャエルクンツェさんとシルベスターリーヴァイさんのコンビはほんとゴールデンだなぁ。

音楽はもちろんサイコ〜〜〜でした。



2017年11月5日 帝国劇場にて(2021年加筆修正)