セルフイメージを引き上げる
「自分に許可を与えたことが起きてくる」という話の関連で、断捨離の提唱者・やましたひでこさんの著書「新・片付け術 断捨離(だんしゃり)」(マガジンハウス)に次のような話が載っていました。かいつまんでご紹介しましょう。
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・こんなことはないでしょうか?例えば、引き出物でいただいたマイセンのような高級ブランドのカップ。いただいたときのまま、サイドボードの奥に何年も仕舞ってあって、実際自分で使っているカップは、オマケでもらったカップだったりする
・「もったいなくてこんないいモノは使えない」というわけ。つまり潜在意識で「自分にはマイセンのカップは相応しくない。自分はそんなレベルにない」と思っている、というようなことがモノを通じてわかる。
・使っているモノが、その人のセルフイメージを教えてくれる。これが認識できると、モノを替えていけば、セルフイメージも変えることがわかる。「そうか…、これを自分が使ってもいいんだ」と自分に許可を与える。
・そのカップを使い始めることで、モノと波長が合ってくる。グレードのいいモノを自分に許していいんだというメカニズムが働く。
・(高級品を)使い始めるとき、最初はとっても違和感があると思う。なんか壊しそう…もったいない…重いなぁ…と。それはセルフイメージ以上だという意識の裏返し。でも人間は慣れるもの。慣れていって、日常使いすることに違和感がなくなったそのとき、潜在意識のセルフイメージも引き上げられるというわけ。
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では、上記の本の中で、特に印象に残っているフレーズをいくつか要約しておきましょう。
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・自分にテキトーなものを与えていれば、テキトーな扱いを受ける。
・ガラクタ、ゴミ、ホコリを取り除くことで「停滞運・腐敗運」は取り除ける。
・例えば、コンビニでもらった箸、使えるか否かと問われれば使える。でも、私が使うかというと使わない。使いたくないものをついたくさん引き出したの中においてある。ただ使用可能であるというだけで捨てづらくなる心理、つまり「もったいない」という気持ちに私たちはよく陥る。でもそれはモノが主役の状態。
本来モノは「私が使う」から価値がある。ところが多くの人は「(コンビニでもらった)箸は使える」という風に、モノが主語になっている。
・モノ減らし=片付けを徹底すれば、整理・収納すら要らない。
セミナーで半ば本気で「まず、収納家具を捨てましょう」と言うくらい、本当に必要なモノを絞っていけば、モノを分けたり納めたりするテクニックも大して必要ない。
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