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「印鑑業界の雇用を守れ」といまごろ言われ始める話にビビる

 一部で話題沸騰しております元外務政務官で、山梨一区で落選後復活当選している自民党の中谷真一さんのお話がこちらになります。

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 19年3月に、私も文春オンラインでこんな記事を書いているんですよ。

 もちろん、いろんな意見があっていいし、中谷真一さんのような人が改革で潰される側のクッションになることで物事が適切に進めばいいという面もあるでしょうから、妄言を吐く政治家は失職しろとまで申し上げるつもりもありません。

 ただ、印鑑を作っている人たちの生活があるからといって、公文書を印鑑で捺印しなければ事務が回らないという不合理を一般国民や企業に押し付け続けてきた問題は早々に解決されるべきだと思うんですよ。

 口を開けば「DX」と言いがちな昨今ですが、我が国の経済の生産性が低いです、どうにかしましょうといっているときに、いまだ企業も国民も実印と印鑑証明を取りに走り回る不合理が強いる低生産性はどうにかしなければならない時期なんじゃないですかね。

 いわば、自動車が普及する段階で馬車や人力車を転がしていた人たちが失職するので自動車を普及させるな的な「赤旗法」に近い反イノベーションなプロセスです。

 印鑑そのものを廃止するのだといっても、それ相応に道のりはあるかもしれませんし、文化的側面からわが国固有の情緒だということで一部は私的に残っていくものなのかもしれません。ただ、公文書や契約書などで使わせることだけは本当にやめてほしいと思います。

 それもあって、河野太郎さんが断行している脱はんこ推進は断固支持しているのですが、有「印」文書はどうなるのかという話はどうしてもついて回ります。印鑑が捺されているから文書としての有効性が確立するはずだろう、と。

 だからこそ、デジタルで有効な取り決めを保証するような座組が必要であり、また、法人も国民もマイナンバーを上手く使い、国家や社会がデジタル化を後押しして合理的に適法な契約がデジタル上で完結するようにしてほしいと思うわけですよ。そのためのデジタル庁であり河野太郎さんであると言われれば、私はまあまあ納得します。

 道路が整備され自動車の時代が幕あけになるのに飛脚の雇用を守れというようなネタはガス抜きとして上手く利用しつつ、国民にとって総合的な便利さ、利益があるように進めていただければと願うのみです。

 最後になりますが、河野太郎さんは河野談話を撤回してください。というネタを書いたら前のtwitterアカウントをブロックされたので、今度はこっちからブロックしてまいりたいと思います。

 よろしくお願い申し上げます。

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神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント