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超新星・石川優実さんと「クソ本」「フェミ」/崩壊していくプロセスについて #kutoo

 先日、しらべぇという酷いサイトにどうしようもない記事が掲載されていました。

 他人同士の揉め事にクビを突っ込むとか無粋な人たちがネット社会には多いのは非常に残念なことです。問題の当事者でもない人たちがしたり顔でネット社会を評論するのはやめたほうがいいでしょうし、本人たちにとっても大変迷惑なことだと思うんですよね。しらべぇも、他人のことをどうこう言う以前に適当なネットリサーチを記事の具にしてさも普遍的な事実であるかのような記事を垂れ流すのはやめたほうがいいんじゃないでしょうか。

 石川優実さんが執筆した本でその内容が第三者のツイートを無断流用・改変した件について揉めておりまして、先日来ずっと見物しておりました。

 当該無断引用本のURLは敢えて貼りませんが、実物を見ると確かに無断引用と疑われるツイートが多数掲載されており、本件ではみやびmamaさん以外にも「何勝手にワイのツイートつこて本出してんねん」という声は見られます。

 揉めている原因は、つまりは石川優実さんのフェミニズム活動の一環として展開していた「就職活動などで女性に対しパンプスなどの靴を履くことを強要しないで欲しい」という話の延長線上のネタです。はあちゅうさんなど先輩格に当たる超新星が燃やし尽くした日本の #metoo 活動で巻き散らかしたヘリウムガスを取り込んで再度自ら輝けるほどの重量に達した #kutoo は、朝日新聞や英BBCなど左翼界隈に大ヒット。周辺のガスをより多く取り込んで成長してきました。

 この手の活動に従事する人たちによく見られる現象なのですが、自分らに批判的な言動に対しては「ミソジニー」「女性蔑視」などとレッテルを貼って塩対応をしています。女性差別だと連呼していれば「なんだなんだ」と周辺のガスも集まってくるので、必然的に自我が重力と共に膨張して、本来意味のある活動であった領域以外にも進出してきて、今回のような問題を起こすことになるのでしょう。

 実際、 #kutoo 自体はいい運動だと思うんですよ。別に女性だからパンプスを履くべきだ、ヒールを履く女性が望ましいと思う男性ばかりでもないし、やっぱり道やエスカレーターでコケてる女性を見ると履き慣れていないかかとの高い靴を履いているからなのだろうなあと同情します。

 また、男にとっても、靴や服装が不自由な生活上のマストアイテムになっているのも事実で、大学から30代すぎまで慢性的な腰痛で悩んでいた私を開放してくれたのは、革靴にも見える登山靴・ロックマンでありました。ストレッチしたりいろいろ腰や膝に良い運動を繰り返していたのもあるかもしれませんが、靴が私の腰痛に良い変化を与えてくれたのは間違いなく事実だと思っています。

 本来であれば、社会的な長年の風習で私たちの生活が抑圧されているという論点で行けば #kutoo の活動はフェミニズムの世界のみならず男性の暮らしをも不自由から解放されるはずです。しかしながら、なんかこう「パンプスなどヒールの高い靴を履くのを求めるクソ男連中」VS「そういうクズから低い靴を履いて快適な生活を送りたい自由を求める女性たち」という構造に持ち込んで、より品質の低いフェミニズムに持ち込んでしまったので、見物している私たちからしても「まあ、これは遠巻きにしておくか」となってしまうわけです。

 しかも、道中ついに茂木健一郎さんまで登場してしまいました。

 石川優実さんもガスを取り込む過程で大量のクソリプに見舞われていて、これはこれで同情するべきことではあるのですが、これらのクソリプに対して石川さん自身が「クソリプに対してクソリプを返すため、クソリプの無間地獄に陥る」という修羅の世界に突入してしまいました。これは超新星爆発待ったなしですわ。

 さらには、石川優実さん自身も「死にたくなる」とまで発言、それに対して容赦なく付けられるクソリプ、それに対して石川優実さんが塩対応やクソリプ返しを行い、見るものすべてに古戦場に漂う亡霊もかくやと思わせる残骸を見せつけております。

 表現として適切ではないのですが、やはりどこか精神的にいろいろと抱えておられる御仁に対して、適切ではない場所(Twitterなど)で容赦のない相手に晒され続ける環境は負荷が大きいように思うのです。周囲も誰か止めてやれよと思いつつ、一方でフェミ系の支援者がでかい弾除けとして石川優実さんを駆使しているようにも見え、揉め事から上がる黒煙を眺める私たち野次馬も途方に暮れます。

 どうしてこうなってしまったのだ、と。

 やはり、以前から石川優実さんの活動を知っている身としては、裏垢でエロツイートを連発していたころの輝きを取り戻して欲しいと願う一方、靴に限らずフォーマルの不自由な服装に対する開放活動として男性女性の別なく賛同され、参画されるような活動として是非再始動して欲しいです。

 また、クソ本については現代書館というどうしようもない出版社が著者である石川優実さんを守るどころか開き直ってツイート無断引用を訴え出ている人たちを煽る方向に出ていていただけません。

 常識的には、編集者や校閲が書き込みの内容をチェックし、引用するツイートの書き手の了解の確認と、無断で改変するなどの同一性保持は確認してから出版するべきものです。石川優実さんがアレであるのは仕方がないとして、書籍中の不適切な引用についての指摘ツイートをしたユーザーを現代書館の公式アカウントがブロックするなど、著者を守るはずの出版社が超新星爆発を促すような方策に出るのは間違っていると思うんですよね。

 たぶん、ある種の「フェミニズムは堅い読者がいてカネになる」と思っているのだろうとは思いますし、少なくとも話題にはなるので地味な学術系をメインにやっていた同社としても編集者も前のめりになるほど際どい案件なんでしょう。

 本件にご関心を持っていらっしゃる皆さんも、適切な車間距離を保って安全運転を心がけていただければと存じます。

 こちらからは以上です。

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神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント