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『日本大学が生んだ董卓』相撲部田中英寿先生が脱税容疑で逮捕

※おことわり 本件記事は、私・山本一郎の有料メルマガ『人間迷路』の中に収録されている内容の一部です。初月無料、ご関心のある方はぜひご購読ください。


 何しろ「日本大学の闇」が問題視され始めて早10年、とにかく警察庁キャリアでも現場でも日本大学出身者が多く、また一時期は警察庁OBの天下りを受け入れてきた日本大学は、かねてこの日本大学の闇を書こうとする媒体は週刊誌だろうが会員制月刊誌だろうがずっと変な圧力がかかっておったんですよね。

 私のつたない経験で申し上げれば、日本大学問題をネットで取り上げた『敬天新聞』の関係者2名が複数の暴漢に襲われて、しばらくは歩行困難になるなど二か月の重傷を負う事件で面倒ごとが起き、また、当時『FACTA』という雑誌に取材を受けて情報提供をしたところ、俺たちの亀井静香先生から直々にお電話を戴き議員会館まで呼びつけられ、記事の削除を求めてこられたことがあったのも良い思い出です。いやー、あれは私の記事じゃないんですよねー、ほんとすいませんねえ。

 とはいえ警察庁にも心ある方はたくさんおられ、いまでもこの問題でご一緒した方々とはいまでも深い交流があります。このご縁を繋いでいただいたのも日本大学だと私は思っています。他方、この所得税法違反で逮捕された理事長で阿佐ヶ谷『ちゃんこ田中』オーナーでもある田中英寿さんの周辺取材をしているときは特に、皆さん口々に「田中さんは問題だ」と言いつつも「でもね、田中さんってのは、それまで日本大学があれだけの学校法人でありながら、長らく赤字でグズグズした、図体ばかり大きく何も決められない虚弱体質のマンモスみたいな組織だった。あれを、曲がりなりにも現在の日本大学にまで立て直したのは間違いなく田中さんのお陰なんだよ」(取材ママ)というような、英傑必ずしも善ならず、清濁併せ呑む大物の気風というものも感じさせるものだったわけです。

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神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント