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2020年代 士業の働き方が変わる?AI時代に勝つための方法とは?

司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。

現在、東京都江戸川区葛西にて司法書士・行政書士事務所を経営しています。

2020年代、個人的にどうなっていくのかを予想しつつ、自分はどのようにしていけばいいのかを書いていきます。

手続が国民主体となる時代に!

今までの士業というと、面倒な手続を変わりに行うというイメージがありました。

たとえば、相続登記にしても、戸籍集めから協議書などの作成など、全て士業に丸投げして依頼するということが多く、司法書士もその手続に応じて依頼者から報酬を受け取ってきました。

しかし、国の政策により、戸籍などのすべてのものがインターネットでできると、あとは自分で申請書類を作成して登記申請までできてしまう時代に突入するのではないか、それが2020年代にくると予想します。

実際2020年に不動産登記でQRコードを活用した申請手続がスタートします。

QRコード(二次元バーコード)付き書面申請の開始と登記事項証明書(不動産登記)の様式変更について(法務省ホームページ)

おそらく国がオンラインを推進したい方針のため、手続を国民に簡単に利用させたいという思惑が見えます。

2020年代の未来予想として、誰でも登記申請を手軽にできるような時代になると予想します。

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オンライン化と士業の役割

しかし、手続をするにしても法的判断を一般国民がすることは正直難しい。

2020年は、債権法の改正がありますが、一般国民が自分で条文解釈するのは難しいといえます。

そこで、2020年代の未来予想として国民と各種申請のパイプを繋ぐ役割を果たすのが士業の役割になるでしょう。

手続を進めていく上で、法的判断を元にどう進めていけばいいのかをアドバイスする、いわばコンサルタントの役割をするのが士業の果たすべきことにだんだんなってくるような気がします。

自分は士業としてどのような道を進めていきたいか

今までの士業は「拡大=正義」みたいなところがありました。

これからは「個人の時代」にもなり、一人でもパソコン等があれば、仕事が成立する時代になるでしょう。

今後は事務所拡大よりもより個人にシフトした仕事のやり方に変わってくるような気がします。

今までより、専門分野のスキルを身に着けて置くことが士業にとって必要だと私は考えます。

自分の専門外のところは、他の士業に依頼したり、チームを組んで取り組んだり、依頼者と寄り添って手続を進めていく時代になると思われます。

私は「ひとり会社設立専門」として。会社設立や設立後の会社運営を法的サポートを得意としています。

そこを更に勉強していきたいですし、副業・複業が増えていく中で、その方々のサポートをやっていきたいです。

これからは書類作成より、人間関係構築と信頼関係の構築、AIではできない部分を士業はやっていかないといけないと感じています。

2020年代は士業が変革する時代に!

2020年代は各士業とも受験者数が減り、士業の高齢化も進んでくるでしょう。

現実、各種資格試験は、受験者数の減少に歯止めがかかりません。

そこで生き残るためには何をすべきか、国民目線で考えてやっていかないと、その士業は信用されなくなることもありえます。

私は「司法書士」ですが、意外と何をしているのかわからない方が多いのが実情。

そういう方々のためにも情報発信していき、司法書士はこういうところが強いとかを発信できればと思っています。

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まとめ

2020年は士業にとっては変革期になることは間違いありません。

AIに取って代わられる士業もあり、どのように対処していくかを見極める重要な年になるでしょう。

自分もどうやって生き残っていくのかを考えながら、ビジョン達成に向けて取り組んでいきます。

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