見出し画像

「君たちはどう生きるか」を見た

駿に生き方を問われてきたので、酔っぱらった勢いで忘れる前にメモ。
ネタばれ? 知らないな。

↓ 以下 ↓

世界中で長い間読み継がれている童話・児童文学(たとえば「モモ」とか「はてしない物語」とか「エルマーのぼうけん」でもいいよ、ヨーロッパが舞台)のような冒険譚を日本を舞台に作りたかったのでは? というか書きたかったのでは?
で、書いた児童文学の同時映像化をジブリがしてみたんだよ。
…と思ったら、けっこうすんなり諸々を飲み込めたし、受け入れられた。
昔読んだ児童文学的な文章が浮かぶし、容易に想像できる。
ノベライズがひとつの作品として成り立ちそう、というか、
いやだからノベルのほうが先なんじゃないの?!という感じ。

そういう風に解釈してみたら、まぁなんと良作じゃないですか!

見る前から聞こえてきていた、「今までのジブリのシーン」について。
あれは、(様々な世界にまたがり建っている)あの塔から我々が今までに覗いていたであろう(ジブリの)平行世界なんじゃないかな。
そこ(映画館)で見てきた記憶(シーン)。

仕込まれたたくさんの「あのシーンだ!」「あのキャラクターだ!」「あの隠喩、暗喩だ!」は、それらを使った新たな(最後だからやる)表現方法だというのももちろんあるのだろうけれど、映像化のボーナスとしての役割もありそう。
駿の書いた児童文学を映像化したので、「今までの(駿が作った)ジブリの映像」(ジブリ作品)を見てきた人が、この世界で再度見つける記憶(こんなことあったよね)をプレゼント!では?
駿の(たぶん)最後の作品の走馬灯でもありそうだし、
フラッシュバックのようでもある。あの入れ方は。

見始めたとき、「世界を救う」とかではないんだなと思った。
今まで世界を、国を、一族や種族を救う、救おうとして戦ってきたりしたけれど、最後の作品は家族かな? もしくはこの僕の成長譚かしら~くらいに思った。
けど、
世界の作り手として生きるかどうかを問われ、
今の世界を選び、この世界で生きることを決めるという話の大きさでした!(なんというエヴァ!)

以下、適当にメモ。

・お! 主人公いい感じじゃん!
・わりといきなり木村拓哉でウケた。
・お父さん、嫁が亡くなってから1年で嫁の妹と結婚&子供つくり済って…えええ…(嫌)
 →あれ? 違う? 戦争始まって2年目に母さんが亡くなり、3年目に東京を離れたみたいなナレなかった? 2年たっていたとしても嫌…
・戦争の映像だけまったく違う表現なんですね。なるほど。
・ばあやズが出てきたときに何かを確信。そういう世界感か!
・キモいっすよ、鳥。鳥が苦手な人にはグロ画像満載なので向かない映画。
・前振り(「はじまる!」まで)が長い。千と千尋の神隠しは数分でトンネルくぐってるわけで。
 比べる必要はないけれど、この辺さくっとやってくれればもう少し短くなったのでは。
 短ければいいってわけじゃないのはもちろんだよ。わかってるよ。
 普通に「長いな」って思ったので。ちゃんと2時間を感じる長さ。
・「はじまって」からはテンポよし。
・ああああ… マリーゴールドの人…
・インコ怖すぎる。駿、インコ嫌いか? 私は苦手だ。
・駿の悪は「悪意」なんだね。この世界の悪とは「悪意」。
 こんな世の中だからこそ、抽象ではなく、わりとくっきりと形をもってわかる悪。
・締め方があっっっさりすぎて驚いた。
 「この世界で生きていく」ということ以外はないんですね!!!
・最後の米津の歌が心に残らな過ぎた。うっすい。
・計2回ほど泣きそうになりました。

ええと、「君たちはどう生きるか」という本を読んでいないのですが、読んだほうがいい感じ?
読めば上で言っていることがトンマなことだって気づける?

いただいたサポートは、現在ですとシルバニアの赤ちゃんかマウントレーニアのクリーミーラテになり、私がそうとう幸せになります♥