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I ♡ Reader

私は電子書籍読み機(マシーン)として、「Reader」を愛用している。
「Reader」は、ソニーのつくった電子書籍リーダーです。

だいぶ初期の機種、PRS-350をモニター的なものでいただいたのが出会い。
これが本当に軽くて薄くて読みやすかった!
ただ、いわゆる「自炊」にむいているかと言うと、首を横に振らざるを得なかったので、いったんkindleを使用する時期もありました。

が!

数年前に(気まぐれに)手に入れたPRS-T2を使って以来、けっこう大好きに。
※私は基本的に持っている本を裁断して(ごめんね、本!)、スキャナで読み込み、データをepubに変換したものを読むのにつかっています。シンプルにそれだけ。(以前はストアで購入もしていたんだけど、やめちゃったからなー) wi-fiの機能とかあるけどもうOFFのままだよ。

それじゃあこれからコイツのいいところを書くね!

●自炊した本も問題なく読める
対応しているデータの形式が多いので、自分が変換しやすい形式を選べる。
参考)
配信コンテンツ(.mnh)、XMDF(.zbf)、ドットブック(.book)、EPUB(.epub)、PDF(.pdf)、Text(.txt)
写真:JPEG(.jpg、.jpeg)、GIF(.gif)、PNG(.png)、BMP(.bmp)
自炊に手間がかからないのもいい。私はepubにしています。

●データを追加したりの管理も、以前の物よりも楽!
専用ソフトとか必要ないし、繋いで同期とかないので早い。
楽っていうか普通! 普通のUSBとして扱えるので面倒くさくない!

●電池のもちがとんでもなくよい
ページをめくるときに、主に電池を消費するシステムらしく、1回の充電で2ヶ月もつとか書いてあったよ。
私は毎日コンスタントに本を読むほうではないので、数ヶ月に一度、思い出したかのように充電してます。
で、たまに思い出さずに慌てたりもします。
でも充電が切れて困ったことはない!
PCにUSBケーブルで繋いで2.5時間でフル充電できるそうです。

●軽い
約164g。めちゃくちゃ軽い。
小さなバッグにも放り込めるし、やっぱり重いから置いていこうってならない。
これのおかげで移動中の読書がはかどるったら。

●薄い
薄さ約0.91cm。けっこう薄い。
小さなバッグにも放り込めるし、邪魔にもならない。
画面とか傷ついたらちょっと嫌だなぁと思うので、いちおうケースに入れているけれど、本当ならケースなしでこの薄さを堪能したい。

●ちょうどいい(やや小さい)サイズ
大きさは173×110mm。だいたい新書判くらい。
文字の本を読むには本当にちょうどよいです。
漫画を読むには少し小さいかな。でもぜんぜん読めるし、読んでる。

●物理なボタンもある
タッチパネルだし別に感度も悪くないんだけど、読みながら画面を触るのが嫌なのでカチカチ押せるのがとても良いです。これは個人的な趣味の話かもしれません。でも好き。

●microSDをさせる!
内臓データが2Gあるけれど、SDカードを使えば32GBまで拡張できちゃう。
これ、とても嬉しいことだよ。
さしかえもできるしバックアップも簡単だし複数あっても邪魔にならないし、いいことづくめ・・・

●大量に持ち運べる
iPodを初めて使ったときに思った「私の音楽のすべてがこの手の上に!!」という快感、これと同様の快感があります。
私の好きな小説、漫画がすべてこの手の上に!!です。

以下ちょっと「んー」なところも

○白黒だよ
白黒というかグレースケールなので、「祝巻頭カラー!」がカラーじゃないことになります。
個人的には小説や漫画をモノクロで読むことに問題を感じないというかそれが自然な気がするのですが、嫌な人は嫌かもね。

○内臓メモリーがちょっとだけ
2G(使えるのは約1.2GB)。
これを大きいと感じるか小さいと感じるかは個人によるのでしょうが、私は「ぜんぜんたりません!」でした。
ちなみに「一般的な書籍なら約1,300冊、コミックなら約33冊を保存可能」とありますが、漫画はそこまで入らないんじゃないかな。(体感)
あと漫画33冊ってこの1台にスラムダンク全巻いれたらほぼ終了。スラムダンク専用機みたいになっちゃうわけで。
そう考えると「ぜんぜん入らないよな・・・」ってなるんじゃない?
なのでmicroSDは必須だと思います。

○フロントライトもバックライトもないよ! ライト!
本体自体にライトはいっさいついていないので、暗いところでは当然読めません。まぁ普通の本と同じだよね。電気をつけて読みましょう。
専用カバーにはライトがついているので、どうしてもライトが欲しければカバーで対応か。
私は別に必須ではないので、そこまで「んー」とは思ってない。

○解像度
普通の文庫本のような文字ならくっきり読みやすいけれど、極小の文字や漫画の手描き文字なんかは滲んだり潰れたりかすれたり、しちゃいますよね・・・
中でも漫画のセリフに付くルビが顕著で、正解(読み方)がわからないまま読み続ける日々だよ!
まぁこれはデータの作成時にどうにかすれば(多少)良くなることなのかもしれないけれど、そうすると1冊あたりのデータが大きくなっちゃうからな・・・ 悩みどころ。

○本(データ)の管理がいけてない
基本的にReaderには、入れた本(データ)がずらーっと並ぶので、なんていうか探しにくい!!
せっかく作品や作者でフォルダを作って分けていれても、そんなのとっぱらって、すべて平たく並べられてしまいます。
当然検索はできるけれど、そういうことじゃない!
フォルダ管理に似た「コレクション」という、写真で言うところの「アルバム」的なものをつくることもできるけれど、その作成・管理は本体でのみ可能という不自由さ・・・
このタッチパネルで一冊ずつ追加するの? 文字を打つの? 何冊あると思ってるの?
盛大に舌打ちです。
ただまあ、これをアレする方法というのも無くは無いので、自己責任ということでアレすればフォルダ管理(的なことが)できるようになります。いえーい! 先人に感謝。

○ホーム画面に出るのは読みかけ(最後に開いた本)の1冊と新しく追加した4冊
これね、地味に不便でした。
いくつかの本を平行して読むのにむかない。手間。設定で変更できない。
軽めに舌打です。
しかしこれもですね、アレする方法というのが無くは無いので、自己責任ということでアレすれば開いた本の履歴4件に変えることができます。いえーい! 先人に感謝!

○ソニーが諦めた
本体にwi-fiの機能がついていて、ストアから直接購入→ダウンロードして読めるというシステムだったはずなのに、本体からストアで購入できなくなりました。
ソニーのストアから本のデータを購入するには、PC等を経由することに。
なんでよ!
そして最新機種の製造は終了しておりますが、後続機が作られる気配もありません。
ひゅー!
ソフトウエアのアップデートも2014年が最後です。今後もあるとは思えない・・・

という感じで、
「なにそれ」「なんでそんなの使ってんの?」と言われがちな愛機の紹介でした。
好きな漫画(小説もだ!)は紙でも残しておくので、本棚が空になることはなく、でも持ち歩けてハッピーって感じです。
気になったら是非!


いただいたサポートは、現在ですとシルバニアの赤ちゃんかマウントレーニアのクリーミーラテになり、私がそうとう幸せになります♥