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きりえやいろはがるた⑬「かいいぬに てをふまれる」

「きりえやいろはがるた」(2007)より

か「かいいぬに てを ふまれる」
(飼い犬に手を踏まれる)

〈解説〉
 
犬が飼い主のことをちょっとだけふんだりするのは親愛の情のあらわれです。
 
眼鏡を探す手をふまれたぐらいで怒っちゃいけません。
 
お尻をくっつけてくるよりはましです。


画・解説/高木亮(きりえや)


〈追記〉
うさぎが手を踏むのは、行きたい方向にたまたま手があったから。


飼い犬に手を噛まれる
(かいいぬにてをかまれる)

日ごろ目をかけていた人や部下から裏切られ、恩を仇(あだ)で返されることをいう。

〔類〕後足で砂をかける/庇を貸して母屋を取られる
〔対〕犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
〔出〕譬喩尽(ひゆづくし)

〔会〕「なんてやつだ。今まで目をかけてきたつもりだったのに」「そうです、まったく非常識です。会議の席であんな反対意見を出すなんて」「飼い犬に手を噛(か)まれた気分だ」
(出典 集英社『会話で使えることわざ辞典』)

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