さくらももこ展 in そごう横浜
こんにちは。
気圧のせいでしょうか。ただでさえゆっくりとした制作スピードがどうにも落ちています。
できないものはできないのですが、どうにか復活していきたいところ。
肩の力を抜きたいなと思っていたところ、
さくらももこ展が開催されていたので行ってきました。
さくらももこ展
人を幸せにできる優しい絵と言葉に癒されました。
まるっこくてカッコつけた感じがなくて、
ふわふわした文体は、自分の生きている世界と同じ世界の出来事を丸めたようで印象的でした。
さくらももこといえば、ちびまる子ちゃん。
日曜日の夕方に小さい頃から見ていましたが、
大きくなってから見るとまる子の感性が素敵だなと思ったり、家族の団欒がささったり、また違う見え方がして嬉しいやら悲しいやらです。
声優さんもほとんど世代交代をしていてさすが長寿番組だと思います。
あとコジコジの言葉がやたらと刺さる。
年齢かな…。
ただモーレツに生きているだけでいいんだよね。
当たり前のことのようで日々SNSや会社で生きていると何かにならなければ、何かを遂げなければといつも背中を突かれているように焦燥を感じているのは私だけはないような気がします。
モーレツに生きていたら何かにたどり着くような気はします。
移り気せずにひたすらに、モーレツに。
イラストだけでなく、モザイクアートなどいろんな画材でさくらももこワールドを展開していて面白かったです。いろんな表現に挑戦していて、見習いたいと思いました。
素材が違ってもぶれない"さくらももこ"の絶対的な世界観が素敵でした。
さくらももこ展の中で1番刺さったかもしれない詩でした。泣いたり笑ったりしているだけだ。
本当にそうだなと。
本当にそうですね。
コジコジはコジコジだよ、という世界観からブレることがない、《わたし》がとても響きました。
あまりに《わたし》が尊大すぎると萎縮してしまうのですが、本当に肩の力が抜けるような、息をつけるような書き方で自分と地続きの世界にさくらももこもコジコジもいるんだという感覚がとても不思議ながらもよかったです。
思わず購入したエッセイ集の《まるむし帳》には、エッセイと可愛い挿絵、谷川俊太郎さんとの対談が収録されています。着飾っていない感じの言葉のやりとりがとても心地よかったです。
怪しい民間療法のお話も淡々と載せられていて、その淡々とさがとても不思議でした。
地面に足はついているのに夢の中のお話をされているような、さくらももこと谷川俊太郎だからこその空気感でしょうか。
言葉をたくさん知っている人っていいな、と思いました。本を読みましょう。
丁寧に紡がれた言葉にたくさん触れよう。
モーレツに生きて、湧き出たことを文字にできるくらいの言葉を知りたい。
展示詳細
さくらももこ展
2023/4/22-5/28
そごう横浜 そごう美術館
土曜日の朝でも人が多くて、ちびまる子ちゃんの原画がとても見ることができませんでした。ちょっと歩く動線が難しかったです。
精進します。
切り絵作家 ひら子
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?