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方向性を示してくれる。「とうだい」 【109/1000*絵本】

東大じゃなくて灯台だよ。しまった、はじめからダジャレを書いてしまった。

「とうだい」斉藤 倫(著)、小池 アミイゴ(イラスト)

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【内容】
岬に一本、灯台がたちました。生まれたての灯台の前に、漁船や客船や、魚や鯨が毎日行き交います。みんな知らないどこかから来て、どこかへ行くんだ……。そんな灯台のところへやってきたのは渡り鳥。彼らから遠い国の驚くような話をたくさん聞いた灯台は、自分はどこにも行けないことを痛感します。そしてふたたび訪れたある冬の日のこと、灯台は大嵐に襲われます。吹きすさぶ雨風のなか、灯台にできることとはいったい……?

【感想】
イラストがすごくやわらかな感じで展開してあって素敵。ストーリーに沿って嵐のところは荒々しくなるけれど、それ以外は水彩の淡い感じが心地よい。キュートすぎない可愛さ。

絵本の主人公の灯台自身は何もできないというけれど、光を灯し、船の道先案内人としてとても勇気を与えてくれる存在ということがわかる。大嵐も乗り越え、冬を越え、また穏やかな海と空が見えた時はほっとさせてくれる。

私の人生はどん底だったり遠回りしまくっているので、人生と照らし合わしてしまいました。

【絵本のキーワード】
灯台 嵐 水彩 イラストが素敵

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灯台ってインスタ映えですよねー。タグってたら「灯台女子」ってのも流行っているみたいです。


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