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広告代理店での日々1




2時間半の面接

職安の人:「今日は時間があるから面接してくれるみたいだよ。履歴書と作品ある?あるなら持って17時から面接しておいで」

ドラマティック転職記最終回

職安で求人を見つけて職安の人に連絡をいれてもらって、すぐ面接に行く。
面接官は社長だったがそれは後から知らされる。
応接室で散々無駄話をしていて、面接らしくなかった。
それまでの転職活動で夜のお店にも行ったが、それについて「どこの店に行ったのか」としつこく聞かれたことが印象的。

初出張・津山


イオンモールで家族の写真をゲリラ的に撮るチームと、津山エリアでフリーペーパーを置いてくれるお店やスポットを開拓するチームに別れる。
私は開拓チームだったが、天敵と二人で回らなければならず、途中で腹が立ちすぎてキレそうになった。
帰りの運転は私、助手席に社長。お腹痛かったなあ。。。
雪降ってた気がする。

私はもういい加減ボスからのしつこい連絡に嫌気が差していたし、

Kさんの「団体行動なんかより1件でも設置場所を増やして褒められたい」為の言動に

イライラしてきていた。

団体行動(しかも社長決定のスケジュール)を崩せないと

私はKの言うことを無視して豪速力でショッピングモールに向かった。

津山出張


いちご狩り取材

企画担当女子社員Iさんと彼女が手配した取材させてもらう家族何組かと社長家族も参加、
年下の営業部の先輩Hさんが行く予定(偶然にも私が今住んでいる地域から目と鼻の先だったが、当時は全く地理のわからない地域で、私にとってはナビしか頼れるものなし)。
Iさんがインフルエンザか何かで体調不良だったために私はピンチヒッターだったように思う。
先輩と朝、会社で合流してから一緒に向かう予定だったが、先輩は寝坊のため連絡がつかず、場所を聞いて単独で向かった。

いちご狩りをする家族の写真を撮り、制作部に写真素材を渡すも
イチゴの種類がどれどれで、どのイチゴがどの種類なのか全くわからない状態で制作部のベテランさんに呆れられる。
取材終了後に社長家族と先輩と一緒にお好み焼きを食べに行く。


テニス教室取材

今度は私が大寝坊で一回目の取材に同行できず。二回目の取材には間に合った。天敵が一緒だったような。


天敵との対決

入社が3日ほど先だった年下の彼女K。「カメラマンとして採用された」らしいが、カメラを持っている風でもないし、入社当時、車の免許取りたてだった。
彼女にとって私は「社長から目をかけられている人」だったらしく闘志がみなぎっていることは感じていて、タイプが全く違うのに張り合われても面倒な私は近づくのを極力避けたかったのだが、社長はどうしても彼女と私をコンビにしたがっていたようでとても困った。同じ部署なのに対立したりすると他の仕事が回りにくくなってやりにくいので、我慢して何とか気にしないように付き合うしかなかった。

飛び込み営業と口コミ営業で1~3か月の単発企画ものを通して人間関係から築いていくのをメインとしていた私に対し、彼女は徹底したテレアポと、地道な小枠の広告を1年単位で必要最小限のビジネス対応で継続的な客をつかんでいくタイプだった。

プライベートでは私がアプローチを仕掛けていた同僚にもアプローチをし、付き合ったようだが長続きしなかったようだ。
私の退職後、私の客の引継ぎは彼女がすることになったし、社長からの風当たりも私という風よけがなくなることで彼女はビビっていたが、その後社長からどんな風当たりになったのかは知らない。

コンベックスイベント見学にて

年下の先輩営業が段取りに参加したと思われるイベントに連れていってもらい、雰囲気を体感した。営業ではなく企画部の女子と一緒に見学した。
私は途中で自分の貴重品の入ったポーチを落として紛失、クレジットやら銀行やらに連絡をしてストップするも、すぐ総合案内に落とし物で届けられていたことが判明し、事なきを得た。
ぼんやりして、そういうわけのわからない出来事を起こし続けていた私は、心底自分に呆れながら対応していたが、そのさまを見ていた企画の女子は「よくそんなんで生きてこられたね」という。このセリフは今後も何度か聞くことになった。

コンベックスイベント参加

見学ののち、さほどもたたないうちに別のイベントでブースを借りて会社としてイベントに参加することになった。
天敵の取引先のレンタル会社から縁日グッズをレンタルし、子ども向けに、ヨーヨー釣りをやることになった。
企画の女子と私はペアを組んで一日、そこでヨーヨーブースの番をする。

イベントの帰りの片付けに、天敵が手伝いに来てくれ、帰りに別のブースで売っていたクレープを食べながら帰路。
天敵はバナナが大嫌いだったが、「少し分けてくれ」と企画女子のクレープにかぶりつき、そのクレープの中身を知らずに口に入ってしまったバナナにやられて車を降りた。



イベント主催・バラ園

退職を決めた私が、退職を断念してすぐ参加したイベント。
住宅メーカーにイベント参加者のダイレクトメール発送可能住所録を渡すために開かれたようなものだった。
屋台で同僚と一緒に、わたあめの出店をやりました。
わたあめがうまく作れなくて、頭にわたあめをちょっとつけたりとかしてお客さんのところに行くと、わたあめついてるよって、髪の毛からわたあめを外してもらった。
子どもと一緒にボランティアで清掃しましょう!というコーナーもあって、そのコーナーで私は岡山城の清掃にあたる。
内勤のスタッフのことを一般の参加も親子を仕切る役目になってちょっと緊張していた。けども、なんとかこなせたかなという感じだった。

途中で駐車場の案内がうまくいかず、戸惑ったり走り回ったり初めてのことはなかなかうまくいかなかった。
わたあめがうまく作らなくて練習したりして、練習で失敗した分を食べていると、社長の小さい娘さんから「あの人食べてるよ。ダメなんじゃないの?」みたいな
ツッコミを受ける。
イベントが終わった後のアンケートを用紙にはいろんな感想が書かれていて、なんか結構面白いことが書かれていたような気がするんだけれども、その記録残してなくてとても惜しいなと思う。



稲刈り行事

稲刈りを一緒にするはずが、泥だらけになった子供をホースから出ている水で洗うっていうお役目に途中からなってしまいました。
その朝、私はやっぱり寝坊して遅刻をしてしまい、同僚から「謝りなさい」と怒られる。
社長は稲が足にチクチク刺さって痛いといい。もう途中からもう足が痒くなるから入りたくないと言い始め、何のためにこのイベントをしてるんだろう。



燻製記事お蔵入り

まちの洋食屋さんに頼んで、ベーコンの作り方をレクチャーしてもらいました。
ママさん達にお家でできる美味しい、本格的なベーコンの作り方を紹介したかったんだけれども、その案をまちの洋食屋さんが教えてくれるはずなのに

出来上がってから
社長「町の洋食屋さんじゃなくて、ホテルのシェフが教えるメニューの方が良くないか」と言い始める。

結局その記事を載せることはできないという話になってきた。その記事がそもそも広告料が取れていなかったので仕方なかったのかもしれない。
そのコーナーをどうしても私が掲載したいのであれば、私にそこの掲載料を個人で払えと言われ、お金があればそうしていたかもしれませんけどお金がなかったので
結局御蔵入りにしてしまい。そのまま退職してしまったので、その洋食屋さんでの私の評価も最低だと思う。
退職した後を私の天敵がそのお客さんのところを引き継ぎに行ったと思うんだけれども。結局、あの記事はどうなったの、とかなんか聞かれたような気がする。




社用車の事故(全損)


天敵が大きいカーブのある交差点で車を当てて結構な損傷で、もう廃車になってしまったという事件があった。
車を JAF にこういう風に運んでくれとか、それに乗っていた人のフォローとかそういうのに私が行かされる。
夜遅くて私も社用車で営業から帰ってきたところだった。その社用車に自分の自腹で一旦ガソリン代を立て替えておかなければいけないんだけれども、立て替えるお金がなく、もうガソリンぎりぎりで帰ってきたので、その事故の現場に行った時にも、もうガス欠で動かなくなるんじゃないか?っていう恐怖でいっぱいだった。
私よりも先に現地に入っていた内勤の事務の女の子にガソリンを入れたいから1000円貸してもらえないかという話を申しかけたところをとても呆れられた。


社用車の縁石乗り上げ

フリーペーパーなので、色々なところに設置が必要で、設置もしつつ、マンションでもポスティングしないといけなかったんだが、営業に回った後、その残業でポスティングをする。
もう本当にくたびれていて、私は風邪もひいて鼻水がものすごい出ていた日があり、頭が回らなくなっていた。
そのうえ車で隣に一緒に乗ってるのは、よりによって天敵で
相手が誰であろうと、ただでさえ話をするのも嫌なのに、もう体調も悪いから本当に何も考えられず、早く終わりたいなーって思いつつ、発車させようとしたら失敗し、縁石に乗り上げてしまった。
全然抜け出せなくなって、会社からまあ近いマンションだったんで誰か助けてください」って言おうかなって思っていたら、他のマンションにポスティングしていた社長に見つかり、最悪なことに雨も降ってきた。一緒に車を押して助けてくれるのかと思いきや、笑って見ているだけ。

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