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読書会

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友人との読書会、今回は相撲を観た後「焼肉を喰らい」ながら行おうということになり、地元に住む友人にチケットを取ってもらう。

お相撲は関脇四人の誰が先に大関に上がるかという面白いところ。結局一年ぶりに土俵に上がった横綱が関脇を押し倒して優勝したが、その関脇も大関昇進が決まった。若い力士たち、特に人生賭けて海を渡ってきた外国人力士の活躍を見ていると、我々島国人のぬくぬくぼんやりした目を覚まさせてくれるように思う。

因みに枡席を三人で座るのは無理ではないが、膝の悪い年寄りには二人が良いのではないかと思う(親孝行に老親と行くなら、贅沢ではあるが二枡に四人並んで座るのが望ましく、三人が一番悩ましい)。

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相撲が終わって人混みかき分け隣の駅に向かう。駅ビル内にある焼肉店に行くが人気の店なのか満席。土曜の宵、皆英気を付けようということなのかなと思う。

隣のピザ屋が空いていて、三人で通路沿いの席に収まる。今回は私が一押しの角田光代の傑作『八日目の蝉』を読む。親子とは何なのか、血縁を超える愛情があるのではないかと角田は読者に問う。

近況報告も兼ねて二時間弱、また来年の再会を期して各々の帰途に着いた。

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