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「Beauty Blossom煌めきの塾」のブログより フリーランスの現実 – 驚くべきデータとは?

フリーランスとして働く人たちの現状について、いくつか驚くべきデータがあります。
最近、スタートアップの流行があります。

 

スタートアップとフリーランスの盛り上がり


起業への興味が高まる中、スタートアップ講座の数も増えています。
しかし、その裏で続く厳しい現実があります。
なんと、新たにスタートしたビジネスの80%以上が2年以内に廃業してしまうそうです。

 個人事業主の実態


令和3年の調査によると、個人事業主は企業全体の約半数を占める一方で、売上の面では全事業者の1.5%に過ぎないことが明らかになりました。
つまり、個人事業主の売上はほとんどありません。

 フリーランスの現状


フリーランスとしての働き方を選ぶ人が増えている中、40代以上の人が中心となっています。
フリーランスとして働く理由としては、「自分のスタイルで働きたい」が60%、「時間や場所を自由に選びたい」が40%という結果が出ています。

しかし、フリーランスとしての収入に満足しているのは4割にとどまり、多くは「収入が少なく安定しない」と感じています。
実際に、フリーランスの年収が200万円未満の割合が相当数を占めており、生計を支えるには厳しい状況が浮き彫りになっています。

ちなみに、以下がその詳しいデータです。

主たる生計者が本業として行うフリーランスの年収は、年収200万円以上300万円未満が19%と最も多い。
次に年収200万未満18%、年収100万未満が16%
つまり、300万以下の割合が53%過半数以上です。

一方、主たる生計者以外が本業として行う場合や、副業として行う場合では、フリーランスとしての年収は、年収100万円未満が最も多い。
年収100万未満が47%。400万未満は6%、500万未満3%、それ以上はほぼなし。

副業の人は、74%が年収100万未満。
年収400万未満が3%、500万未満が2%。それ以上はほぼなし。

しかし、今後もフリーランスとして働き続けたいと回答した者が、8割。
また、そのうち、フリーランスとしての事業規模の維持・拡大を予定する者は9割。

フリーランスの人たちは、実店舗や雇人がなく、自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者で、業務・作業の依頼(委託)を受けて仕事を行い、主に事業者と取引を行う者は全体の4割。[例:デザイナー、システムエンジニア、webライター]
主な仕事としては、事業者から業務委託を受けて仕事を行うフリーランスのうち、1社のみと取引をしている者は4割。

参考文献:
「個人事業主・フリーランスの実態に関する調査」報告書2020年3月
株式会社 三菱総合研究所
「個人企業の経営実態~2022 年(令和4年)個人企業経済調査の結果を中心に~」総務省統計局 令和5年

このように大変厳しい状況です。
生計者以外ということからおそらく収入が少ないフリーランスは女性が多いと考えられます。

このように、フリーランスとして働く人たちは、経済的に厳しい現実に直面しながらも、働き方の自由を求めています。
次回もこの続きをお伝えします。


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