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早く大人にならなければいけなかったあなたへ

私は、小さい頃から成長が早かった。

生後9か月の終わりにはもう歩いてたし、1歳にはおむつが外れ、離乳した。

1歳7か月のときには、妹が生まれ、お姉ちゃんになり、祖父母の寝室で寝るようになった。

体も大人になるのが早くて、小2のころには少しずつおっぱいが膨らみ始め、小4の夏に初潮がきた。

「ゆみこは全然、手のかからない子だった」

これは、母の口ぐせ。

「早く大人になるのはいいこと」

小さい頃から、そんな風に思ってきた。

だけど、今になって、成長をすっ飛ばしてきたためにできた
”ハートの穴”のようなものがあるのだと気がついた。

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早く大人にならなければならなかったゆみちゃんへ

ゆみちゃん、ママだよ。

これまで、ゆみちゃんは、
たくさん人を助けようとしてきたね。

でも、ゆみちゃんもほんとは
すごく痛かったんだね。

「私は邪魔なんかじゃない!!」っていうのを証明するために
必死になって人助けをしてきたんだね。


見捨てられる恐怖と、絶望感、
自分を保てなくなるくらいの恥の感覚。

一人でぜんぶを抱えて
隠そうとしてきたんだよね。

ママ、やっと、あなたの痛みに気づいたよ。

今まで、気がつかなくてごめんね。

ママ、そばにいるよ。

あなたのプロセスをすべて見てるよ。

感じるままを感じていいよ。


ゆみちゃんも、ほんとは
すごくすごく困ってたんだね。

困ってたのに、どうすればいいかわからず
フリーズするしかなかったのよね。

でも、助けられるのは恥ずかしいって感じてるのね。

助けられるのがこわいんだね。


大人に助けてもらえるなんて思ってもいないから、
ママが突然きて、びっくりしちゃったよね。

おどかすつもりはなかったんだ。

ごめんね。


ママはあなたを助けたい。

あなたは、こどもで、大人から保護してもらう存在なんだよ。

だから、助けられることは恥ずかしいことじゃないんだよ。

でも、こわいのも無理はないよ。

助けることで、「自分がここに生きてていい」という承認に使ってきたし

一瞬だけでも、こっちを見てもらえたもんね。

それに、ゆみちゃんが「できない自分」を隠すことで、
大人たち自身も「できない自分」から逃げられ、
お互い痛い想いをしなくてすんできたしね。

ゆみちゃん、あなたは大人の痛みまで、抱えようとしていたのね。

ほんとに、ほんとに、ほんとに痛かったね。

頑張ったね。

でも、その痛みはあなたが抱える必要はないものだと、今、理解できたよね。


あなたは、ママである私が助ける。

あなたは、邪魔なんかじゃない。

ここにいて、あなたが大好きなことをしていていいんだよ。


あなたがかばってた大人の痛みは、大人たちのもの。

手放していいよ。


この痛みをかばうことで、大人とつながろうとしてたんだね。

そのやり方しか知らなかったものね。


でも、これからは痛みをかばわなくても、あなたはお父さんとお母さんの娘でいられるよ。


お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、そのもっと上から引き継いだ痛み。


それをあるべき場所にママと一緒にかえそうね。

ゆみちゃん、大好きだよ。

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痛みに耐え、人助けしようとするチャイルドの変化


大きく見えたチャイルドは、小さくなり、すっぽり私に抱かれるイメージ。


チャイルドの痛みとともに、小さくなって身を委ね、傷を癒やしている。


委ねるって、本当に勇気がいること。

チャイルドがそれをしてくれたことが、とっても嬉しい。

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「ここにいていいの?」とチャイルドが恐る恐る聞いてくる。

「もちろん!ずっと一緒だよ。これからも、一緒に生きていこうね。

ゆみちゃんは、ママの大切なこどもだよ」と私。


嬉しくて泣くチャイルド。


「一緒にいていい。一緒に生きてく」ってチャイルドにとってすごく安心するんだ。


早く自立して、早く大人になるように育てられてきた痛み。


ここに触れられてよかった。


チャイルドが安心して身を委ね
安心して甘えられる関係。



ここを満たすって、私にとって本当に大切なこと。


ここから、また小さなゆみちゃんの育みなおし。

このプロセスも丁寧に感じていこう。

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