4月9日は、大仏の日&反核燃の日&世界初の美術展が開催&金本知憲選手が連続イニング出場世界新記録を樹立
【大仏の日】
奈良県にある東大寺にて、天平勝宝4年4月9日(新暦:752年5月26日)に大仏様開眼供養が行われたことにちなんで記念日が設けられています。
東大寺の大仏は、745(天平17)年に、時の第45代聖武(しょうむ)天皇の発願にて制作が開始され、 座高:16m、顔の長さ:5m、目の長さ:2mの規模で建立されました。
完成後は、大乗仏教における仏様のひとつであり、華厳経において中心的な存在とされています。
また、正式名称は「東大寺盧舎那仏像」で、「銅造盧舎那仏坐像(どうぞうるしゃなぶつざぞう)」として国宝に指定されています。
《余談》
無宗派思想:物部氏、仏教国教化思想:蘇我氏の権力争いや、その後の大化の改新などを経て、仏教が国の推奨する教えとなって未だ間もない当時、国家プロジェクトとして、ちょっと強引に東大寺の大仏様建立を進めたため、聖武天皇の思惑とは裏腹に、民衆の支持は少なく、奈良時代を晩年へと向かわせる契機となった出来事と見る歴史家も多くいます。
【反核燃の日】
1985(昭和60)年4月9日に、当時の青森県知事が、核燃料サイクル施設の推進を表明。
以後、核燃施設の建設が進められていったことに反対する形で、青森県労働組合が記念日に制定しています。
青森県には、六ヶ所再処理工場(核燃料サイクル施設)があり、例年4月9日前後には、反核デモや抗議の声を上げる運動が展開されています。
【世界初の美術展が開催】
1667(寛文7)年4月9日、フランス・パリで、世界初の美術展が開催されました。
フランス王立アカデミーが、歴史的建造物のひとつ「パレ・ロワイヤル」の一画にて、アカデミー会員の作品を一般公開したのが始まりとされています。
が、当時はほとんど関心が示されず、その後も、1年おきに美術展は実施されたものの、反応はいまひとつだったそうです。
当時のフランスの認識的に、美術や芸術は王侯貴族などのゆとりある人たちのものといった概念が強かった時代だったこともあり、一般大衆は日々の生活で手いっぱいだったため、それどころではなかったとの見方がなされています。
また、上記風潮から、美術や芸術の知見を得ることは、高貴の嗜(たしな)みとする向きが根強く、後年にも、その概念が続いていったとされています。
そして、この日は、美術展の日として、記念日のひとつに制定されています。
【金本知憲選手が連続イニング出場世界新記録を樹立】
2006(平成18)年4月9日に行われた日本プロ野球ペナントレース・阪神vs.横浜戦にて、阪神タイガース所属の金本知憲(ともあき)選手が、904試合連続フルイニング出場を果たしました。
上記は、それまでMLBのカル・リプケン氏が保持していた記録を更新し、世界新記録を樹立しました。
金本選手の連続フルイニング出場記録は、その後、1,492試合まで更新されていて、同記録は、ギネス記録にも認定されています。
ちなみに、金本氏自身は引退会見時に、連続フルイニング出場記録よりも、「連続無併殺打記録の方が印象深い」と語っています。
1,002打席連続で併殺打を打たなかった記録も、日本記録として残っています。
(以上、ネット検索より)
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