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また会えるよ、約束しなくても

今日は有給を使って、大学時代の友人に会った日。明日が誕生日なので、サプライズ祝いもした。(なんと、数ヶ月前の私のお祝いもしてくれた…!)

彼女とは誰よりも一緒に多くの場所を旅してきた。ヨーロッパの国々が多かったが、台湾や国内旅行で長崎に行ったりもした。どこへ行くのも、どんなアクシデントでもゲラゲラ笑えた。

6月からイギリスへ旅立つ。
ずっと夢だったのだ。かつて、私と色んな国を巡ったことで芽生えた夢。と彼女は言っていた。(その中にはイギリスもあった。)
今勤めている会社は今月いっぱいで退社だと言う。話を聞くだけで今すぐにでも辞めて欲しいと常々思っていた。つらくてやり切れない話の数々。今日は誕生日のお祝いと同時に、心の底からのお疲れ様を言いたかった。彼女は責任感も強いから、激務でもきっちりとこなしてきたのだと思う。同じデザイナーという職業ではあるが、私であれば途中で投げ出してしまいそうな業務内容だ。

そんな辛い日々をこなしながら、常に胸にはそんな夢を温めていた。これをモチベーションに何とか頑張ってきたと。旅したことで、こういう強い想いが芽生えるなんて、とても素敵なことだし、自分にはあまり経験のないことだから、羨ましくも思った。辛くなったら我慢せず戻ってきて欲しいという気持ちもありつつ、全力で彼女なりに楽しんで過ごせたら1番嬉しい。そんなことを思いながら結構じわじわ泣けてくる。

何だか春は変化が多い時期だから、つい感傷的になってしまう。だけど今年の春は、遠く離れていた人たちとまた会える季節でもある。離れることが寂しい、離れていたけどまた会えることが嬉しい。こう思える人がいるのはとびきり幸せなことなのかもしれない。

こんなことを考えたときに、魔法のような一節が頭に浮かんできた。このコトバはよく私を励ましてくれている。

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