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カメラ歴史

50㎜のレンズ

14年前から今もこのレンズで写真を撮っている。
軽井沢の事務所にいたころ、初めて自分のレンズとして向かい入れ
今でも、どの撮影にも同行している。
200㎜の望遠も16-35㎜の広角も見た目の説得力はあるけれど
私らしさは単焦点50㎜のこれ。
これが相手との距離感を和らげてくれていると思う。

カメラを初めて最初の頃は
先輩の撮影を真似したり
いいなと思う写真をスクラップしたり
とにかくそれなりに見えるように真似るだけだった。

真似るから、ステップアップして
自分らしさみたいなものを
考えて撮るようになると
迷走状態に陥り、
いいなと思う写真がぶれていたり
落ち込むことばかりで

その先には
人の評価が気になるゾーンに突入して
いいねって言われるにはどんな写真を撮るって
自問自答のこれまた迷走状態を繰り返し、
ここからは、写真と向き合うことから逃げて逃げて
子供の成長記録を撮ることだけにカメラを使っていた。

インスタも何となくゆるーり
続けていたある日
ある人に言われたんだ。
「インスタの写真とてもいいねって。
副業なんて言ってるのもったいないよ。
本業にしなきゃ」
うれしい反面、疑心暗鬼のなか、
やんわり本業カメラマン始動。
の矢先のコロナ渦突入。

ここから私にとってたくさんの変化が訪れる。
自己探求やお仕事セミナーに通い
自分らしさに迷走しながらも
1歩1歩着実に丁寧に何が必要か考えた。
たくさんの学びの中にいた。

フリーランスになって
地元の町中をよく歩くようになった。
お気に入りの景色を見つけると
ワクワクが止まらなくなった。
そうか、このワクワクがほしかったのか!
私の住んでいる小諸にどんどん興味が湧いてきた
その他の地域とどこが違うか?
という質問を受けたことがある。
その答えは、
「私がご機嫌でいられる場所」っていう
随分、こっち側の都合みたいな理由なんだけど
例えば、サッカーの試合でも
アウェーよりもホームの方が力が発揮できる
みたいなことで
私にとってのホームが小諸。
包容力が断然違う!
この安心感から、私の最善、最大限の力が発揮されるわけですな。その時間を共有するその人もご機嫌でいられる場所がここ小諸なんだな。

そこからは、自分の写真をみて依頼してくれる方と
つながる機会も増えて
写真を撮っている時間が大好きになった。
誰かの評価を気にしている私はいなくなっていた。
(たまに出てくるけどね)

小諸で撮りたい。

私側の都合だけでなく
小諸にゆかりのある方を小諸で撮りたい。
それが私の目指しているところ。
例えば、結婚式も
小諸市民なのに軽井沢でというのもさみしいし、
成人式前撮りも
佐久市のスタジオで撮影とかもったいない。
小諸の風情ある街並みや懐古園
カラフルな自然も
すてきなとこいっぱいあるよ!
って伝えたい。
それが独立の原点。

原点に戻り
大切にしていることを
改めて考える。











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