美容室業界の課題と解決策を考えてみよう
こんにちは。
本日は、「美容室業界の課題と解決策」についての投稿をしたいと思います。
1.本記事でのゴール
読者の方々が本記事を読み終えた時のゴール(状態)としては、下記となります。
・美容室業界における課題や問題点を把握している状態
・美容室業界が今後、進むべき方向性を理解している状態
なので、そのことを念頭に置きながら、ご覧いただければと存じます。
それでは、進めていきましょう。
2.美容師の健康推進に向けた実証実験
最近、次のようなニュースを見ました。
美容室と婦人科を繋いだ更年期エコシステムを展開する日本美容創生株式会社が、渋谷区の美容室で働く女性美容師の健康課題を解決するための実証実験を開始する、というニュースです。
実証実験では、美容室が女性の美容だけでなく気軽に健康相談できる場となることを目的に、美容室で働く40代~50代の女性美容師を対象に「美容師への事業啓蒙、美容師による事業実践」を1年間実施し、ヘルスリテラシー研修会と美容業界の新しい認定制度の検証を行うそうです。
美容室が「髪を切る」だけではなく、健康課題の推進にも活用されることは、良いことですね。
一方で、そんな美容室業界は、今、どういう状況に置かれているのでしょうか?
本記事では、美容室業界が抱えている課題、および、その課題を解決するための施策について、話したいと思います。
3.美容室業界における課題
現状、美容室業界は、どのような課題を抱えているのでしょうか?
私は、次の3つが主な課題だと考えているので、順番に見ていきましょう。
(1) 多すぎる美容室
美容室業界が抱える課題の1つ目として、店舗が多すぎるという点があります。
こちらのデータは、美容室・理容店・コンビニの数の推移ですが、美容室・理容店はコンビニよりずっと多く推移しています。
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