中動態の世界

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今日は「中動態の世界」の第5章を読む。毎月一回参加しているまるネコ堂ゼミ去年は吉本隆明氏の言語にとって美とはなにかを半年ちょっとかけて参加者の皆さんと一緒に読んだ。

一緒に読んだというと読書会のようなイメージが湧くと思うのだけど、これはゼミなのだ。あの大学のときに参加してたやつ。なので、参加前に該当箇所を精読し、レジュメを作成し、提出するというひと手間がある。まるネコ堂ゼミではレジュメ割引なるものがあって、レジュメを提出すると参加費が割引になるという嬉しいおまけもある。

このレジュメを書くというひと手間があるのとないのとでは、読める深さや内容への理解がずいぶん違うものになる。そして、参加者の皆さんとレジュメを読み合うことで、ひとりで読むのも何倍もの気づきが得られるのも面白い。

今回読んでいる「中動態の世界」は毎月一回、一章ごとに進んでいくので、のんびりそうに見えるのだけど、毎回レジュメの提出はギリギリだ。このギリギリにならないと書けないというのも大学時代から変わっておらず、あまり成長してない自分にちょっとダメ出しをしたくなる・・・

今日は来月のゼミに向けて、いつもより早めにレジュメの作成に取り掛かろうと読み始めた。どんどん引き込まれていく第5章。今回もいつものように脱線しながら、寄り道しながら読み進める。

ハンナ・アレントのことを書いた記述が気になり始める・・・途中でページを捲る手が止まる。この人、何座かな?読み進めながら、ある程度当たりをつけたところでハンナ・アレントとその恩師でもあるハイデガーのネイタルチャートを作成して、チャートを読む。二人とも天秤座生まれ。ハンナ・アレントは水星が蠍座にある。なんとなく彼女に惹かれたのも納得。というのも、自分も同じ太陽天秤 & 蠍水星だからだ。

本を読むと、著者や登場人物のチャートを読みたくなるのは職業病なのか?!こうして、毎度、脱線気味で読み進めるので、なかなか読書が進まない。でも、これも読む楽しみのひとつだし、星を読むのも文章を読むのも、同じ「読む」という行為には変わりがなく、自分のなかで、このふたつの「読む」がクロスしていくのが楽しい。

そうそう、ハンナ・アレント小惑星(100027 Hannaharendt)にもなっているのだ。自分の名前の星が夜空に輝いてるって、どんな気持ちなんだろうか?でも、きっと彼女はそんなことに頓着しないような気がする・・・



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